ヌブブ──、軋むように感じると、尻孔が強引に押し広げられ、生々しい異物が入り込んできた。
「ふぎぃっ……、い、嫌だっ……、あ、あ、あ……、そんな、入ってぇ……」
引き裂かれそうな感覚なのに、女体はペニスに似たそれを受け入れる事に悦んでいる。
「な、なんだ、この感じぃ……、痛くて、気持ち悪いのに……、あ、あ……」
震える唇が自然に開き、涎が垂れて、腰がくねってしまう。人種の敵である魔物に、排泄器官を悪戯されて感じてしまう戸惑いの中、体はもっと強い刺激を、と求めた。
「ハァ、ハァ、ハァ……、お腹……引き裂かれそうなのに、熱い……」
ズボズボと抜き差しされると、呼応するように腰が跳ね動いてしまう。
「あー、あー、こんな触手の化物に……、お尻っ、嬲られて……、どうしてぇ──」
体の内側を掻き回される刺激が、全身を甘美に痺れさせる快感となっていく。泣き叫ぶような声をあげると、開いた唇に、別の触手が潜り込んできた。
「んぐぅ!?」
全身を触手どもに弄られ、喉を埋められる息苦しさに、穿り返される直腸の痛み。
それでも一晩中絶頂を求めた女体は、快感を覚えてしまう。
「んんっ、んほっ、ん、ん、ん……」
これが女の体なのか、と納得してしまうと、もう、イきたいだけの気持ちに憑りつかれていった。
「ぅはぁああ……、イイ……、も、もっろ……」
いつの間にか、触手への嫌悪は消えて、同時に狂おしいアクメへの渇望で、お尻を振ってしまう。
蠢く触手の波打つような動きが、そのまま快感のうねりへと変わった。
「ふぎいぃ……、い、い、い……、きたぁ……、こ、込み上げてぇ──」
体中を埋め尽くすような触手どもに、粘液塗れにされて、素肌に朱色が差し込んでくる。アナル孔は捲れながら腫れ上がり、息苦しさに失禁して、小水を垂れ流してしまった。
ドピュルルルッッ! ドブドブッ!
口内と腸内に同時に発射され、白濁に塗り潰される矜持と理性。
「んぶっ!? んんん……、イっク────、イクっ、イクぅううう──」
男の体で射精だけでしか得られぬ絶頂とは比較にならない膨大な悦の量に、女を自覚させられる。 |