ギチギチと歯噛みし硬く目を閉じるも、それは苦悶より屈辱ゆえだ。組み伏せられ弄ばれ辱められ汚された。団員は無論のこと、いかな友とてこの禍根は二度と消せはしないだろう。
「よくもっ……抜け、今すぐにだ!! でなければいくら貴様とて──あッ!?」
殺気すら込めた騎士としての怒気は、しかし不意打つ刺激に邪魔をされた。膣内にずっぽりと収まった肉棒がずりりとずれて粘膜を擦ったのだ。
「な、中で、擦れッ……男のモノがぁ……!」
「な、なんだこれは、なんて具合がいい──マジかよ、これが初物のマ〇コだっていうのか!?」
ルカはルカでなぜだか驚愕し震えていた。少し腰をずらしただけで早くも肉棒が派手に脈打っている。
「気持ち良すぎる、濡れたヒダヒダがイソギンチャクみたく淫らにうねってッ……なんて女だ、身体も凄いが中も抜群だ!」
「な、何を言って、女慣れした貴様が一体……あッ! あッあッあッあッ!」
ロクな間も置かず腰がスライドし肉棒が膣肉をこすり始めた。抗わんとしたオルガの手が止まりリズムに合わせて高い声が出る。
(本当にルカと、セックスしている。あり得ん、俺たちは男同士のはずなのに……!)
強い拒否感が今なお奥歯を噛み締めさせる。膣内に覚える圧迫感は男根の存在を如実に語り、犯されているという消えない屈辱を刻みつけてくる。いかに騎士と言えども若輩であれば涙ぐんでいたやもしれぬほどだ。
その一方で異常なまでに興奮しているのも確かだ。思う以上に敏感な粘膜はひと擦りごとに淫熱をあげられ、破瓜の鈍痛以外の感覚をも刻み込むように生み出してくる。
「はぁはぁ、き、キツいっ……こんな、硬いっ……もうよせ、んあッ、動く、なぁッ……!」 |