次の瞬間、美結のペニスはひんやりとした何かに握られる。
(速……っ!)
「どれほどまでに早漏なのか、私自身の目と手で確かめさせてもらいます」
瞬間移動のような速さで背後に回って男性器を握ってきた冴香に、美結は戸惑うことすら許されず。
冴香の小さな右手が美結の二十六センチの肉棒を、高速で扱きあげる。
(あ、ああっ、室戸さんの手……! ちっちゃくて、ひんやりして、すべすべのふにふにでぇ……! これが今までたくさんの選手をイカせてきた室戸さんの手コキ……!)
昨日の歓迎会でも、真奈と紫に手コキだけで十回は強制射精させられた。
しかし、四大流派の手コキは彼女らと一線を画す半端ではない技量。
ひと扱きごとに動きを微妙に変え、指先に至るまで一切の無駄な力が入っておらず、機械のような正確さで一瞬にして美結を絶頂間際まで導く。
そうしながら、冴香は美結の耳元で囁くように解説を始める。
「FTBで最も基本的な戦術が手コキです。挿入や逆挿入、兜合わせなどは相手に与える快楽こそ大きいですが、自分のちんぽにも刺激が及ぶ諸刃の剣。しかし手コキはデメリットなしで相手にのみ快感を与えるうえ、パイズリと違って誰でもできるため、最もオーソドックスな攻撃として初心者から玄人まで幅広く用いてくる戦術で、当然ながら対策必須です」
「ひ、ひああ、手、手ぇ止めてぇえええ……ダメそれ、よすぎっ、気持ち良すぎぃいい……!」
後ろから正確無比な手コキ、耳元では冴香による無感情ながらもどこか艶っぽい囁きが美結をどんどん追い詰めて理性の壁を削り取る。
全く身動きがとれない。
冴香の手コキが強力かつ甘美すぎて、全身に力が入らず抜け出そうと思っても抜け出せない。
そしてそのまま、必死の抵抗も空しく。
「んぁあああ──っ! ちんぽ、ちんぽイクぅうううう! 出る、出る、出るぅうう! 金玉汁いっぱい出ひゃうのぉおおお! おほぉおおお、室戸ひゃんの手コキ強すぎぃいい──!」
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵はWeb用に修正を強くしてあります。
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