虚ろになりかけた瞳でチラリと見やると、表情は瞬間に強張った。 「ヒ……っ、お、お願いです。そ、それだけは……」 巨木があった。剥き出しにされたギュスターヴの肉棒は、棍棒のような太さと硬さを視覚に感じさせ、先端はより膨らみきって黒々と光沢している。何を目的としているか、これまでのメイベルローゼの話などから十分に察しはついた。 「いい加減に、観念したらどう? しょうべん垂れながらイっちゃった変態豚さん」 静観を決めていた魔眼姫が楽しそうに口を挟む。 「う……っ、で、でもこれだけは……、お願いです。どんな恥ずかしいことでもします。街中で、オ、オナニーしろって言われれば……しますから。だから……」 「やだアンタ。そんなこと考えてたの? そんなの、変態露出狂を喜ばせるだけじゃない」 実際、まだ知らぬセックスの悦びよりも羞恥の辱めのほうがドキドキしてしまう。だがそうまでしても守らなくてはならないのも、また事実だ。 「へ……変態です。わたくし、羞恥好きの露出変態です。だから、セックスよりも、ひゃっ!」 脂ぎったような手が汗ばんだ新雪のような白いお尻を撫で回してくる。 「もう、待てんのだよ。こうまで見せつけられてはな。何、すぐに膣と子宮でイキまくる淫乱にしてやる」 年齢を感じさせぬほどにいきり立った肉棒の先端が、ぐぢゅっ、と淫蜜と小水で濡れきったワレメを圧してきた。 「や……、やめて……」 「さあ、英雄の誕生を描いてもらうとしようか」 純潔を捧げた相手に生涯仕えなければいけない。初めて少女から大人の女へと成長の発現があったその日、アリオナから教えられた絶対の理。だが皇帝の言った英雄の誕生とは? ただ今は、こんな男にだけは与えたくないという想いで精いっぱいだ。 「くっ、うう……オ、オチンチンっ、は、入って……ダメぇえええっ!」 ぬぶっ! 十分すぎるほどに潤滑液に溢れて、牝汁が飛沫を上げる。肉ビラが割り開かれ、猛烈な圧迫に怖気を憶えた。
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵はWeb用に修正を強くしてあります。
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