「うるっさいっ……!」 うう、とカンタルを睨みつけて。歌姫は、人々を勇気づけ感動させた唇を目一杯に開く。 赤茶けた肉塊を、口の中に入れてゆく。 亀頭がぬるりと口中に埋没した。むふぅと鼻から吹き溢す息がカンタルの陰毛を揺らす。 (お、おっきぃっ……!) 歌姫の口腔内は肉の塊に占拠されて、舌肉を離す隙間もないほどだ。身動ぎをする舌肉がぬりゅる、ぬりゅると亀頭を舐めて、そのたびにカンタルは腰をわななかせた。 「ホホ、暖かくてよい気持ちだ。では、舌の動かし方を教えてやろう」 傘の周りを重点的に舐めろ、裏筋に舌を這わせろと指示された。 「んぐっ……ふぐぐぅ。じゅるっ、ちゅ、ちゅばっ……くふぅーっ、じゅるっ」 熱い息を鼻から吹いて、歌姫は言われるがまま男根を舌で愛撫する。脂肪で膨らんだ太股に頬をくっつけて、味蕾の粒で海綿体を擦りあげ、舌先で裏の筋肉をじゅりじゅり刺激する。頬に溜まっていく唾液をじゅるじゅるとすすり上げると、頬がきゅっと窄んで亀頭を甘く圧迫する。 「おううっ、おう……。ああ、お前に、チンポをしゃぶられる日が来ようとはなぁ」 恋い焦がれていた歌姫の肉棒奉仕である。その感激はいかほどのものか。 「チンポがとろけそうだぞ。はは、まるでアヒルみたいな、間抜けな顔だ」 「うぐぅうっっ……!」 歌姫の唇は真ん丸とペニスに張りついて、その肉鞘を締めつけている。シャンテが顔を動かすたびに、その唇がにゅうと鼻の下ごと伸びて、阿呆のような顔を晒すのだ。 (早くっ……早く出してしまえっ……! お腹が、も、もうっ……!) じゅるるるっ! にちゅるっ! ちゅばぅ、ぐちゅっ! 粘ついた音が室内に、響き渡るほどの濃密な舌奉仕。ぬるぅぬるぅと可憐な舌が腐肉を這い、顔面を右に左に揺らしながら、内頬で亀頭を愛撫する。押し寄せる排泄の波から逃れようと必死になるほど歌姫は、娼婦のように淫猥な舌の動きを見せつける。 「ああ、嬉しい、なんとも嬉しいのぉ。センリツの歌姫よ、男のチンポは美味かろう?」
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵はWeb用に修正を強くしてあります。
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