(み、認めたくないが……心地ちいい…………こ、この感覚……すご、い……っ) 心奪われ、うっとりしてしまいそうになる。 否定しようと思うのだが、肉紐の時のように抵抗感が持続しない。触手改造を受けた影響だろう。入り口から奥にかけて敷き詰められた蜜ヒダは溝を深くしており、カリだけでなく幹で二度三度擦られるだけでも、瞼の裏で火花が散り、意識が遠のいてしまう。 ヌチュッ……ズチュッ……ズニュッ、ジュプッ、ヌジュッ、ヌヂュッ。 腰振りは徐々に早くなっていく。 破瓜の痛みはすっかりなくなり、掻き回される快感が満ちてくる。 「んああッ……ああっ……あっ、あッ…………ンアア〜〜〜!」 男並みに力強い突き上げを受けるレイアは、暴れ馬に乗った風に翻弄されていた。 初めは漏れる程度だった喘ぎ声も、切迫感を孕みだし、恥ずかしい抑揚をつける。 極薄スーツを纏う半球型の胸は、丸みを保ったまま上へ下へと弾んでいた。 (中で……まだ硬く……熱くなって……あぁ……ビクビクしてる……気持ちいい……) 身体の感覚は薄れてきているというのに、ギリギリまで先端を抜かれ、直後に最奥までペニスを叩き込まれる快感だけは、はっきりしている。 蜜ヒダは吸着するように絡みつき、筋肉を鍛え込んだ女将軍らしい押し潰さんばかりの強烈な締めつけを見舞っているので、抜かれる時には膣のすべてを持って行かれるような、突き入れられる時にはヒダの全部をひっくり返されるかのような流動快感だった。 肉をつけさせられた肉唇も、肉棒をガッシリ咥え込んでいる。引き抜かれる際にはしつこく吸いついて、入れられる際には限界まで内側にめくれている。 心奪われるような快感で意識を白ませていると、視界に黒いもやが割り込んできた。 「ふぅっ、んっ、クフフ、快感に心を委ねたな、レイア……はあ、はぁっ……またわしに、貴重な力を捧げてくれるのじゃな?」 もやの発生源はレイアだった。全身から湯気のように立ち上っていて、ベラリアの胸元の留め具に吸い込まれている。初めて触手に犯され、力を奪われた時と同じだった。 「し、しまった……ンアアッ……また……ああ、ンン……また私は……ふアアアッ!」 淫魔の吸精能力を発揮するベラリアは、快楽で剥離させた力を奪っている。 「感じてはならないのに……くぅッ、ンン……ああッ……駄目だ……くンアアアッ」
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵はWeb用に修正を強くしてあります。
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