ひくつくアナルに、ねちゃりと粘つく感触。粘液の膜で覆われた、使い込んで丸くなった消しゴムのような何かがあてがわれる。 そのままぬぷん、つぷ、くぷんと、さきほどのシリコンスティックがねじ込まれた。 「んぁ! あ! あああ!」 目を見開いて悶絶した。 球体が通過していくたび、奥へ進んだ先頭が、腹腔へ鈍い圧迫感を与えた。その間も新たな球が、括約筋を押し広げては閉じる。 むずむずと奇怪な触感が腰骨で蠢き、入り口の肉環がきゅうと絞まる。それでも絶頂に砕けた腰では肛圧が足りない。表面に塗られ、くびれに溜まる潤滑液が、淫具を肛内に滑り込ませていく。 にゅるとひと際きつい拡張感を最後に、淫具が根元までアナルに埋まった。 「ん…んぅ! や……もぉ……いやだぁ……」 あまりにショッキングな倒錯行為に、静は瞳に涙を浮かべ、震える声で弱音を上げる。 まだ狭い腸内いっぱいに異物が充満して圧迫感を与える。ただ受け入れているだけで、ひとりでにふっ、ふっと苦しげな吐息が漏れ出すが、息んでひり出すなどという真似ができるわけもない。 スティックを片手で固定して、竦んで硬直する静の桃尻を、もう一方の手であやのが撫でた。 「しーちゃんおしりをきゅーって締めて?」 言葉にあわせてつん、つん、つんと、あやのが剥き出しのままのクリトリスをつついた。 「ひぁ!? ひゃう! ……うーっ……」 電流を流されたような甘い痺れに、言われるまでもなく下肢がきゅうと引き締まる。同じことをされるのが怖くて、また意識的にきゅうと尻穴を締め付けた。 腸管を満たす樹脂が反動を返して苦しさが増す。力を入れ続けることができず肛圧が緩むと、再びあやのが陰核をはじき、淫らな稽古の再開を促す。 誘われるまま、きゅう、きゅうと淫具を締め付けていると、ぼこぼこと不規則に連なる淫具がずれて、肉筒の中でぐじゅりと半回転した。 「んぁあ!」 苦しさの中に、いつの間にか甘い痺れが紛れ込んで、静に妙な声を上げさせた。
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵はWeb用に修正を強くしてあります。
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