「あっあっあっ! すっご、凄い! いい。気持ちいい! 初めて……こんなの初めて! あああ、あぁあああ!」
言葉で教えてという先程の命令はまだ効いているらしい。快感を素直に口に出してくる。表情もトロンと蕩けるようなものに変わっていった。開いた口からタラッと唾液まで零れているのが分かる。
女の顔。牝の顔だ。
(ヤバい……ヤバいっ)
肉棒がガチガチに硬くなっていくのが分かる。
(あの高梨伊織が、憧れだった彼女が……俺の指で感じてるっ!!)
妄想だけでしか見たことがない光景、それが現実のものとなっている。自分は夢でも見ているのではないかとさえ思ってしまうほどだ。
しかし、紛れもなくこれは現実だ。より溢れ出し、指に絡んでくる愛液がそれを教えてくれている。
(もっと、もっともっと! もっとっ!!)
快感を刻む。初めての快感を自分が伊織に……。
改めて指を膣に挿入すると、ジュボッジュボッジュボッと肉壺をかき混ぜるように刺激を加えた。同時に空いた手で乳房も揉む。最初にした時以上の力で乳首を摘まむと、押し込んだり、引っ張ったりしてみせた。
「はぁああ! ひっ! んっ! やっ……これ、駄目! あっあっあっ! 何か……来る! これ、来ちゃう! なにこれ? こんなの……初めて! こんな感覚……私、知らないっ! あああ、んぁああ!」
本文中より抜粋
抜粋文とイラストは一致しない場合があります。
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