三枚の舌が競うように這わされ、よだれまみれのチンポに方々から甘い息が吐きかかる。まるで王様だ。
「うおおおっ……夢みたい」
「騒がしい男ね……」
「気持ちいいでふか、ゆうひゃ様?」
「私たち……初めてなので、勇者様に出していただけるか心配で……」
(ぜ、全員、処女なのか!? 処女三人から同時にフェラして貰えるなんて……!)
マジで凄い。
確かに、初めてというのは嘘ではなさそうで、彼女たちの舌使いに巧みさは感じられない。けれども、たどたどしいながらもそのフェラチオは三者それぞれに違っていて味わいのあるものだった。
フィリアのはどこか楽し気で、義務感の露骨なリュゼとは対照的だ。好奇心の赴くままカリのくびれや、鈴口、裏筋などチンポのあちこちを責めてくる。直樹が反応すれば嬉しそうにそこを丹念に舐め直してもくれる。仲の良い恋人同士ならば、こんな風にするものなのかと思わされる口戯だった。
一方、ティアーネのフェラは、唇や舌を押しつけて留める時間が長い。うやうやしくもあり、僧侶だけあって奉仕の精神かと思いきやチンポやキンタマを口に含んでは目を閉じ
クチュクチュとじっくり転がしたり、どうも自分がそうしたいからしているような。
(この子、見かけと違って実はけっこうムッツリなんじゃないか?)
そして、彼女たちと比べるとリュゼのは遊びがない分、真面目なフェラだった。
肉棒も一番奥まで呑み込むし、舌の絡め方も力強い。その度にぢゅぼぢゅぼれろれろと、一番エロい音を立てる。
(色んなフェラが重なって……うううっ)
快感すぎる尺八の三重奏。
なによりたまらないのは三人が三人とも自分たちの舐め方でちゃんと気持ち良くなっているかを確認するように、チラチラと上目遣いでこちらを見つめてくることだった。
本文中より抜粋
抜粋文とイラストは一致しない場合があります。
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