「このパンパンになったおちんちん扱かれてぇ……熱い精液が、ドクドクって……上ってきて……ぴゅっぴゅ〜って……」
「ああぁ……や、やめてぇ……」
甘く誘うような声音が耳から流れ込み、脳内に映像を描き出す。
射精の気持ちよさ、あの一瞬だけれど強烈な放出の悦びを想起し、彼女の手の中でペニスがピクピクと反応してしまう。
「気持ちいいでちゅよねぇ、射精……大ちゅきでちゅもんね〜♡」
嘲笑を浮かべ、緩やかな手コキを継続しながら、おっぱいをたぷたぷと揺らしてくる。
あまりに見え透いた誘惑だ。なのに、拒めない。それがりむちゃんのズルすぎる手口だとわかっていても、僕からお金を搾り取るためにしているってわかっていても、抵抗は不可能だった。目を開けていなければならない状況にあっても、強烈な光を投射されたら目を閉じてしまうのと同じことである。
「気持ちいいぴゅっぴゅしたいなら、どうすればいいか……おりこうさんのボクちゃんは、わかってまちゅよね♡」
「あ、あ、あ……」
甘ったるい声で思考はグズグズで、射精欲求に歯止めが利かなくて、僕の手はベッドの上の財布に伸びていた。万札を五枚抜き出すと、小銭や千円札が残っているのに一気に財布が軽くなったような気がした。
お金を差し出すと、りむちゃんは、それを強奪するように引き抜いた。いや、違う。僕の指に力が入っていたのだ。
「どうもありがと♡」
いつもと同じ、少しも心の籠ってない感謝の言葉。
上辺だけだってわかるけれど、だからこそ、耳にした瞬間、全身に鳥肌が立ち、ペニスがビクビクと痙攣してしまう。
「それじゃあ、はい、おっぱい♡ 吸っていいでちゅよ♡」
おっぱいが顔に押し付けられる。ずっしりとした重さを感じながら、僕は唾液で濡れた勃起乳首にむしゃぶりついた。
頬をすぼめてその生硬な突起を吸うと、幸せな気分が口中に広がった。
「ママの手の中で気持ちよく出ちまちょうね〜♡」
手の動きがいやらしく、激しいものに変わる。射精に追い上げるための性急な速度で、竿を扱き抜かれ、中途半端な状態だった射精感が、一気にはっきりとしてくる。
「ふふ、もうおちんちんビクビクでちゅね。精液、上がってきまちたね〜♡ ほらぁ……五万円分のお射精、しっかり味わいまちょうね♡」
快楽への欲求に負けて、射精のために大金を支払わされた。搾取された。こんなこと、するべきではないのに。その背徳感と敗北感が快感を倍増させていた。苦しいのに、脳が溶けそうなくらい気持ちがいい。
「んんっ……んっ、むうううぅ……♡」
心はもうぐちゃぐちゃだった。このまま、ダメになりながら、射精したい──。危うい欲求が高まると同時に、腰が、クンッ、とはねた。
「もう出るね、出ちゃうね〜♡ はい、ぴゅっぴゅっぴゅ〜〜♡」
本文中より抜粋
抜粋文とイラストは一致しない場合があります。
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