「そう! そう、それ……気持ちいい!」
彼女の声に励まされ、レムは必死に舌と唇を動かした。何も教わっていないのに、まるで本能で知っているように、尖らせた舌先で奥へ奥へと掻き分ける。
「はぁぁぁ……っ!」
姫の喘ぎにレムまで溶かされそうだ。無意識に自分の股間に手を伸ばし、半端に放り出された性器を慰める。
「あん、いい……いいわ、あなた上手……ぅン!」
そんなものが上手くても、嬉しくもなんともない。冷静な時なら、そう思っていただろう。でも今は褒められた事に心が躍って舌を動かす。甘酸っぱい淫液の味と匂いを胸いっぱいに吸い込みながら淫襞を舐め回すと、彼女のお尻が派手に跳ねた。そこが感じるのだ
と呆けた頭で理解して、重点的に責め立てる。
「あぁいい……いい……イク、イク……イッちゃいそう……!」
「待って、わたしも……!」
アルフェレスが、どこかに行きそうになっている。レムは慌てて後を追った。再びあの身体が浮きそうな感覚を求めて、さっき彼女に触られた淫豆を必死に擦る。
「ふぁ! これすごい……ここ、すごぉい!」
さっき萎みかけた浮遊感が、瞬く間に勢いを取り戻す。驚きと歓喜に沸き立ちながら、彼女も同じようにしてあげなくてはと、恥裂を舌で掻き回す。
「ふぁぁぁぁ!」
アルフェレスが仰け反った。その時が近いと感じたレムは舌と指を同時に動かす。彼女にそんな施しを与える理由も義務もないはずなのに、そんな事を考える理性すら失い、口腔に流れ込む淫蜜を夢中で貪る。
本文中より抜粋
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