「……私で興奮してくれているんですね」
種族は違えど、同じ女だからだろうか? ラミーはすぐに私の変化に気付く。
「あ、これはその……」
慌てて下半身に手を伸ばし、秘部を隠そうとした。
「ふふ、嬉しいです」
そんな私をギュッとラミーが抱き締めてくる。乳房に乳房が押しつけられた。柔らかな胸と胸の形が変わる。トクンットクンットクンッというラミーの鼓動と、温かな体温が伝わってきた。
「どんな風にしたいですか?」
身体を密着させたまま、尋ねてくる。
「……実を言うと魔物娘とするのは初めてなのよ。だから……貴女に任せるわ」
柔肌の感触に体温が上昇するのを感じつつ、私は素直に答えた。
「はい。承りました。では……いきますね」
そう言うとラミーは私に口付けしてきた。唇を重ねるだけのキスじゃない。チュッチュッチュッと幾度か唇を押しつけてきた後、私の口内に舌を挿し込んできた。
「はっちゅ……んちゅっ……ふっちゅ……んちゅううっ」
もちろんただ挿し込むだけではなく、舌を蠢かせて掻き混ぜてくる。グチュグチュという、ともすれば下品ささえ思わせる音色が響いた。
(この舌……思ったより長い)
人間の舌よりも遥かに長い。それに、舌先は二股に割れていた。どうやら舌は蛇に近いらしい。
(普通の舌じゃ届かないほど奥にまで入ってきているわね。私の喉奥……食道のあたりまで舐め回してくる。なんかこれ……新感覚……。悪くはないわね)
舌の動きに比例するように膨れ上がってくる愉悦に、身体が包み込まれていく。自然と全身から力が抜けていった。
そんなタイミングを見計らったかのように、ラミーの尻尾が動き出す。長い尾が、私の肢体に巻き付いてきた。肌を締めつけてくる。腕ごと胴を縛り、腰回りをキュウウッと圧迫し、両太股を拘束してきた。全身を蛇の尾で、搦め捕られる。
(結構……きついかも……)
形ばかり締めてくる──というワケではない。ギュウウウッと、ともすれば絞め殺そうとしているのではないか? とさえ思ってしまうほどの強さを感じる締めつけだった。肌に蛇の尾が食い込む。
(でも、かなりきついのに……苦しさは感じないわね。それどころか、なんかこれ……気持ちいいかも……)
本文中より抜粋
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