ナターシャのドS責めに屈したくはない。
と同時に、一人前の兵士としての道筋をつけてくれているナターシャのためにも、快楽に屈したくはない……そんな複雑にブレンドされた気持ちが、アレクに、敗北の言葉を口にするのをためらわせる。
「くぅっっっ、うっっ……ぅぅううっっっ!」
腰とチンポをビクビクと震わせながらも、口を真一文字に閉じて、決してしゃべろうとはしないアレク。
その姿に、ナターシャは感心したかのように呟いた。
「やはり面白い奴だな、お前は。上官のため……か。ふふ、ではこれならどうだ?」
ナターシャの手の動きが速くなり、刺激された淫茎から、熱い精液がこみあげてくる。もう射精を止めることなどできない。しかし決して魔法の秘密は話さない。そうアレクが思ったとき。
「……っっっ!? んんっっっっ、な……っっ!?」
ふいに目隠しが外される。
てっきりナターシャが、自分が射精する情けない姿を見せつけるためなのかと思ったが、現実はそれ以上にハードだった。
「な、なんだこれっっっ!? 俺のチンポがっっ。しゃ、射精できな……くぅうっっ!」
信じられないことに、いつの間にかアレクの膨れ上がった巨根の根元が、魔法でつくられたとおぼしき、細くも頑丈な紐によって、きつく縛られていたのだ。
「お前の上官に対する熱意にほだされてな。お前の射精を封じてやったのだ。さぁどうする? 魔法の秘密をしゃべれば、チンポの封を解いてやる。皇国に、上官に対する忠を貫いている限り、お前は絶対に射精できないぞ?」
信じられないことを言う女だと思った。
男同士の笑い話として聞いたことはあったが、ドS女による射精管理──正直、これはヤバすぎる。
「くっ、は……っ。うくっ。あ、んんっっっっ!」
アレクの息がだんだん荒くなってくる。
「ふふっ、お前のチンポは涙ぐましいな。ご主人さまが敗北を認めない限り、絶対に射精できないというのに……。ほら、見えるか変態男? チンポがこんなにビクビクと震えて……先走り汁だけをブシュブシュ噴出して……ああ、無様だな。たまらないぞ、まったく♪」
本文中より抜粋
抜粋文とイラストは一致しない場合があります。
|