「ああ……はっ、恥ずかしい……」
美卯の声。この期に及んで、どうしてこんなことをしているのかと当惑しているようだ。
「大丈夫だって! すぐに気持ち良くなるから……恥ずかしさも含めて、ね♪」
桜が無責任に煽る。
「そのまま、ゆっくり腰を落として……オーライ、オーライ! あっ……スカート、挟まないようにちょっと持ち上げて……」
「うっ、ううっ……ああん……いやぁ……」
色っぽい羞恥の呻きと共に、熱気が圭一の鼻先に近づいてくる。
(ああ、そうだこれ……顔面騎乗じゃないか……!)
ふざけて書いただけの「望月美卯に顔面騎乗してもらう権利」……それが、紆余曲折を経てその通りに実現しようとしている。それも、激怒していた当の本人、自らの意思で!
(それって、すげーエロすぎる……っぷ!)
ぬしいっ……!
圧迫が顔面に接着した。柔らかで、温かくて、少し重くて、そして……濡れた接着!
女性器の複雑な凹凸が一気に圭一の唇に押し付けられる。
くちゃ……。
「もごっ……」
「ひゃうっ!」
呻いた圭一の口の動きに反応して、美卯が艶やかな悲鳴と共にビクンッと腰を浮かす。
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