唇に挟んだ乳首に、舌を押しつける。汗が混じった女の肌の味も含めて、舌が熱い。熱が美味だ。夢中になって、猛烈な勢いで乳首を舐めまわした。 シーナの脳に快感の大波が押し寄せて、また無防備な嬌声をあげてしまう。 「はああっ! そ、それっ! 気持ちよすぎる!」 裕也は右の乳首を離して、左の乳首を咥えた。上下の唇と舌に膨張肉筒がはらむ高熱を味わい、いっそう頭も心臓も股間も疼く。かきたてられた欲望のままに、乳首をこすり、しゃぶってやる。 「ふあああっ、もう、もうっ、おかしくなるうっ!」 プリンセスの熱い叫びと、汗に濡れた素肌の上でヒラヒラと閃く青いリボンタイが、裕也の男の本能を燃やす。左の乳首から右の乳首へ。右の乳首から左の乳首へ。交互に咥えて、吸い上げて、舐めまわす。 裕也の口が移動するたびに、シーナの喘ぎが断続的にあふれた。 「ひっ! あひ! はうう! くんっ!」 乳首を口で刺激する間にも、裕也は十本の指を激しく動かし、乳肉のやわらかさと弾力を堪能する。乳房の根もとを強く握りしめると、搾り出された乳肉が高くせり上がった。先端でプルプルと震える紅潮した大きな肉筒の美しさと淫らさに、裕也は目と心を奪われ、二つそろえて咥えて強く吸い上げた。 (強い! なんて強い魔力! あああ、強い強い強いっ!) 息もつまるような魔力と快感の大波に呑みこまれ、シーナは目もくらむ高みへ投げ飛ばされる。 (これっ、これはっ、わたしは、果てるうっ!) 自分が絶頂を迎えたと認識したときには、ひときわ大きな声を噴き上げていた。 「あっあっああああああああっ!!」 動かない両腕でかろうじて動かせる指だけで、シーツを握りしめる。身体が自由なら、背中を反らせてのたうっただろう。 「ああああああああ───────っっ………………」
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
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