「ぐー、リシャス。秘密を守るために、やむをえずその変態痴女に貸し出しているけど本来、おまえはわたしのものだということを忘れていないでしょうね」 「も、もちろんです……」 「なら、なぜそんなに嬉しそうな顔をしているの。臭いオマ○コを押しつけられるのがそんなに気持ちいいわけ? このダメ犬」 ノワールに対抗意識を燃やしたウルティアは、その場でザブンと立ち上がると、リシャスの空いていた腕を取って、長いコンパスを開いて跨がってきた。 「え、お、お嬢様っ!?」 「誰がご主人様か、その身に刻んであげるわ」 二の腕を跨いだウルティアもまた、濡れた黒い陰毛を、シャコシャコとリシャスの右腕に擦りつけてくる。 「やだ、これ、意外と気持ちいい♪ あぁ……」 半開きにした口元から熱い吐息を吐いたウルティアは、我儘おっぱいをブルンブルンと揺らしながら、腰を前後に動かす。 (なんでこんなことに……) 俗に「タワシ洗い」といわれる性戯を、左右の腕にダブルでやられているのである。 (う、右を見るとお嬢様の股間。左を見るとノワール様の股間。そして、一人ゆったり湯船に浸かったタプさんの軽蔑した眼差し) 左右の腕を広げたリシャスは、惚けた表情のまま腰をのけぞらせた。
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
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