「ひぅっ……あっ、あ、あぁぁぁ……んくっ、ふっっ……んふぅぅっ……はぁぁっ!」 効果は覿面だったらしく、不意を突かれて思いきり吸い込んだ直希の汗を感じるや、月花のツリ上がった瞳は瞬く間に目尻を垂らし、牝の発情を浮かべる、いやらしく蕩けた視線へと変化していた。 「に、にい、ひゃぁぁぁん……わ、らひっ、ほ……ほん、とっ……にぃっ……」 それでもなお言い訳を諦めようとはせず、なんらかの言葉を紡ごうとしている妹の姿は、劣情を抑えきれないほど妖艶で愛らしかった。だからこそ、腰に回した腕を引こうとはせず、それどころかスカートを摘んで捲り、太ももに手を這わせて感触を愉しむ。 「うんうん、大丈夫だぞ……これは俺が、月花と一緒にいたいだけだから」 「──っっ! はっ、ふっ……んぅっ、そ……そぉ、ゆ……こ、こと、ならぁ……」 ピクンッと反応して、太ももを擦る手を押しのけるように動きかけた彼女の手が、柔らかく手の甲に乗せられ、もう片方の手がスカートの裾を握り締めた。膝上の雪花を小刻みに突き上げ、その柔肉の感触を肉棒全体で味わいながら、月花には唇の動きだけで、スカートを捲るように指示する。頬を赤らめた月花は恥じ入りながらも、直希の指示にはまるで逆らおうとせず、コクリと頷いて、スカートを捲り上げていった。 「……ほら、すげー蒸れムレだ。汗だけじゃないだろ、このヌルヌルはなんだ?」 「そ、れっ……はっ……わ、わたし、のっ……あぁぁっ、わた、しのぉっ……んっ……」 顔を寄せて優しく口づけ、すぐに離し、唇を追って伸びてきた舌には、彼女の股間から拭い取った熱いヌルつきを擦りつけてやる。月花はそれをいやらしい舌使いで舐めしゃぶり、半開きの唇からダラダラと、滝のような唾液を垂れ流し始めた。
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
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