とろんと蕩けた宝石のような瞳がキスを催促している。顔を近づけると姫騎士の方から金髪を揺らして頭を持ち上げ唇を押しつけてきた。しかも舌を差し出すと当然のように唾液で濡れた舌を絡ませ恋人の接吻を受け入れてくれる。 「はむっ……ちゅ、ちゅぅっ……ずっほ、こうひたかっふぁ……ンちゅっ……」 驚くほど積極的にキスをしながらレイチェルは甘い声を漏らす。こうやって手を繋いでキスをしながらセックスをしていると、身体だけでなく心まで一つになっているような感覚すら覚えた。 ずっとこうしていたかったが、あまりに快感が強すぎて股間の奥から熱い欲望が込み上げてくる。 「う、あぁっ! レイチェル様、もう我慢が……」 「はぁ、あンっ……な、何……どうしたのテッドぉ……」 絶頂が近いことを訴えると、姫騎士は甘い声で喘ぎながら焦点の定まっていない瞳でこちらを見つめてくる。感じすぎていて少年の言葉すら耳に入っていなかったようだ。 「気持ちよすぎて、もう出そうですっ……」 「……ん、はぁ……う、うん、いいよ……テッドが好きな時に……出してぇ……私の中に、いっぱいいっぱい出してぇ……」 説明をしなおすとレイチェルは喘ぎ声を上げながら微笑む。そんな目尻が下がり快感に蕩けた顔をしている王女のおねだりに少年は驚きの声を上げた。 「えぇっ、中に……いいですか……?」 「あん、あぁンっ……もちろん、いいよぉ……」 軽く腰を動かしながらもう一度聞いてみると、姫騎士は伏目がちになりながら小さく頷いてくれる。
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
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