「や……やめてください先輩! せ、生徒会長でしょう!? こんなこと……あぅあ!」 「そうよ。私、こんなことしちゃいけない人なの」 言葉とは逆に、彼女は痛いほど張り詰めた勃起を本格的に扱き始めた。 「ふぅぅあぁぁぁ……あ、ああぅあああぁぁぁああぁぁあっ!」 「あん。そんな大声を出したら、誰かが来てしまうわ」 来られて困るのは静花の方だろう。こちらは手首を縛られ抵抗できないのだから。なのに渉は口をつぐんだ。頭を揺らしながら唇を噛み締め、必死になって呻きを殺す。 そんな従順な渉を、静花はさらに追い込んだ。ペニスを握った小指の爪で、付け根の筋を弾くようにくすぐる。たったそれだけの刺激が、背筋が震えるほどの痺れとなって脳天を直撃した。内腿が引き攣って、椅子に座ったまま爪先立ちになる。 「はく……ッ、くぁ……先輩っ。せんぱい……ンぐっ、ふぐぅぅぅうぅぅッ!」 「気持ちいい? ねえ、気持ちいいの?」 気持ちいいに決まっている。渉は、どうしてこうなったのかなどとうに忘れ、初めての異性からの刺激に夢中になった。もっと刺激が欲しくて腰を突き上げる。 「おぁっ、いぎっ……いいぃぃッ!」 快感で言葉にならず、夢中で頷く。渉の下半身は引き返せない領域に足を踏み入れつつあった。ペニスの内側で熱い何かが蠢く。頭が射精のことしか考えられなくなる。 渉は、本気で忘れていた。これが尋問であることを。 「ふふっ……。本当に可愛い。ね、私のパンツを盗んだって認めれば、最後まで気持ちよくしてあげる」 「ええっ!? そ、そんな……」 静花の手が急に緩む。それは残酷な選択だった。今さら射精せずには終われない。だが、絶頂したら下着ドロの汚名を背負わなければならない。快感と焦燥がせめぎ合い、いっそ罪を被ってもいいやという気持ちにさえなってくる。 (だ……駄目だ、そんなこと……。でも……あぁぁぁ!)
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
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