ティアラは不敵な笑みを浮かべて、少年の顔を間近で覗き込んだ。 「今後わたくし以外の女の子で中出ししたら、こうよ? その子もここに乗せて、晋也様のオチンチンいじめてあげる」 サディスティックな立場にあることで興奮しているらしく、一見すると無邪気な笑みには意地悪そうな含みがたっぷり。息遣いを抑えた上品な口調もかえって怪しい。 可愛いおてては拙いなりに手首を返し、剛直に沿って刺激の波を作り出した。何をするにしても小指を立てることは忘れない気品のよさが、オチンチンにまで品格を与える。 「ほらエヴァも、んふっ、一緒にしてあげるのよ」 「わ、私もですか? えぇと……あはぅ、何をどうすれば」 エヴァの手も合流してサオを柔らかく包み込んだ。普段は騎士然とした彼女でも、お姫様のマイペースには流されやすい。 (どうしよう、テコキっていうの始まっちゃったぞ) 中央の少年もぼうっとして、ムードに流されてしまっている。 淫らな気分のせいで興奮状態にあるオチンチンは、わずかな刺激にも反応した。 「うあっ? はぁ、違うよ、そうじゃなくて……上下に、擦るみたいに」 しかしふたりとも男性のオナニーをわかっておらず、手の動きがいまひとつ要領を得ない。肉棒に集中して欲しいせっかくの刺激が、玉袋や股関節へとばらけてしまう。 ペニスの苦悶を先に読み取ってくれたのは、偶然にもエヴァだった。 「こうでしょうか? あんまり、んあっふ、大きな声は出さないでくださいね」 サオの中腹を握り締め、上下に返す。巧みな手淫となっている自覚はないのだろう。 普段から重たい剣や大型のバイクを扱っているだけあって、握力は躊躇したものでさえ強く、心地よい。ぎこちないなりに、快感を作ろうとする頑張りも興奮を煽った。 「上手だよ、エヴァ……はあ、もう少し強くやっても、いいくらい」
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
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