「……そこはダメっ、徹っ、やめっ……やっ、やぁ……」 徹の目的を察したように必死に足を閉じようとするが、勉強に集中しろという一言で抵抗を奪い、スカートのままでM字に足を開かせることに成功する。 「そのまま動かないで、問題解いててくれよー?」 「ど、どうして、そんな、とこ……んっ、くっ……最低っ、変態……っ」 同じ単語が繰り返される姉の罵倒に「変態で結構でーす」と軽口で返しながらも、徹は心臓が破裂しそうなほど緊張していた。下着のない姉の股間が目の前に、しかも脚を開いた状態で置かれている──しかも顔はスカートに突っ込んで、だ。 (こ、これ、が……っ、女の子の、アソコ……あ、姉ちゃんわりと毛、薄めだ……) 年頃らしく、それなりに手入れしているのだろうか。細部に剃り跡が見えるヘアは、水着を着てもはみださないよう、丁寧に形を整えられていた。そしてうっすらとした恥毛の下には、プックリと楕円形の肉の膨らみが見える。 柔らかそうなムチムチの太ももの間に見える黒い恥毛、その奥に秘められた卑猥な輪郭を覗き見ているという興奮が、ゾクゾクと股間に刺激を与えてくる。 「……お、お願い、だから……見ないで、徹……ひぅっ!」 「なんで? いいじゃん、綺麗に手入れされてて……ほら、脚もスベスベだし」 息を浴びせかけながら顔をさらに深く股間に近づけ、手の平は太ももを押し開く。股間に近い部分をサワサワと遠慮なく撫で回すと、乳房とはまた違う、適度に指を跳ね返すような弾力と滑らかな肌触りが、指を歓迎して口づけているように感じた。 「はぁっ、んっ……さ、触っちゃ、や……んくっ!」
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
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