「どうして欲しいか書いてごらん」 綾もセシルも筆を取り、お互いの手を意識しながら、絵馬板に望みを打ち明ける。 少しでも卑猥な文句でご主人様の気を引きたいのだろう。綾の絵馬板には小学生みたいな丸文字で、「ちんぽ大好き」「ミルクちょおだい」と記されていた。 「こ、こんなふうでいいの? ご主人サマ」 「私はその、よ……読み上げないでくれ」 漢字が得意なセシルの絵馬板は「中出し祈願」「精液便所」など、とんでもない。 小太郎は絵馬を回収し、そわそわと胸を高鳴らせた。 「うん、いい感じだよ。っと、胸は隠しちゃだめ、振袖のけて」 ふたりの巫女が振袖を左右に降ろし、スクール水着ごと注連縄で縛られた、実り豊かな乳果実を見せびらかす。唇から垂れたスペルマの糸は切れていない。 悪戯好きな少年は綾の絵馬をセシルに括りつけた。 「ご主人様? あっふぁ、や、やめてくれ、ひくぅ、そんなところに……!」 しこり勃つ乳芽に紐で吊るすと、セシルが華奢な肩をわななかせる。 続いて綾の双角にはセシルの絵馬板をぶらさげてやった。 「ちょっとこれ、セシリアさんの……ちっ、ちが、あたし便所なんかじゃ、くふ!」 これで「ちんぽ大好き」で「ミルクちょおだい」な金髪の巫女と、「中出し祈願」で「精液便所」な黒髪の巫女が完成する。 まさか自分のオッパイに、それもライバルの変態性癖を吊るされるとは予想になかったらしい。ふたりとも恥ずかしさに打ちのめされて赤面し、涙ぐむ。 けれどもご主人様は容赦しない。こうして責めることがどんどん楽しくなってきて、自制するのがもったいないくらいである。
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
|