「ゆっ、由乃利。だっ、誰か来たっ」 「はふッ、んッ、あッ、くぅんんんッ! わっ、分かっていますわ……でも……」 車内に近づいてくる女子は、どうやらこの車に用事があるようだ。 しかし、二人ともエッチをやめられる状態ではない。由乃利は絶頂に向かって肢体を半痙攣させ、明哉は肉幹をビクビク脈動させている。 コンコン……。 「「―――っ!?」」 スモークガラスをノックされた音に、二人は背面座位のままピッタリと身体をくっつけ、ペニスを根元まで挿入した状態で動きをとめた。 コンコン……。 「ど、どうすればいいんですの……?」 彼女が緊張した面持ちで聞いてきた。 「どうしたらって……出たら?」 「えっ!?」 軽く口にした一言に、学園クイーンが驚いた表情を向ける。しかし、それは彼だって予測済みだ。 彼女の性癖を考えれば、対応させた方が得策。とっさにそう思ってしまっただけだ。 それに、ここで彼女に対応させなければ、誰も乗っていない出迎えようの車は、あまりに不自然だ 「見えないように、窓を少し開けて出ればいいじゃん」 「……わ、分かりましたわ…………」 背面座位のまま、彼女が車のパワーウインドウのスイッチに指をかけていく。 「ちょっと待って、上半身くらい隠してからに……」 「えっ!? あ、そ、そうですわね」 どうやら対応することで頭がいっぱいになったらしい。 彼の一言で、今の自分の姿を思い出した生徒会長は、慌ててブラウスのボタンを留めて胸を隠し、ベストとネクタイを元の状態に戻して、上半身のみ制服姿になった。 しかし、着なおしたのはそれだけで、未だ秘孔にペニスを突き刺したままの下半身は、すべてを丸出しにした状態。それに、ブラウスだって少し透け、ブラをつけてない胸は二枚の布越しに乳芽の形を浮き上がらせている。 それでも、彼女は明哉に言われたとおりに対応しようと、幼さの残る美貌を真っ赤に染めて曇りガラスを少し下げた。と同時に、彼は学園クイーンの後ろで背を低くして、外から見えないように隠れていく。 「な、なにか御用ですの?」
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
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