「ば、馬鹿っ……泣いてなんかないわよっ、これはその……汗が目に入っただけ! ……あくっ、痛っ……ほら、さっさとしなさいよ。じゃないとアンタが気持ちよく……じゃなくて、んんっ、私が気持ちよくなるか、分からないじゃない……」 そう言われては躊躇う余地もない。青年は乞われるがまま、一旦腰を引くと、ゆっくりと肉柱を熱いぬかるみの奥へ打ち込み直す。 ぬぷぷっ……ずぶぷぷっっ……。 滑らかで堅い亀頭が乙女の肉襞を掻き分け進むたびに、燃えるような愉悦の血潮が、海綿体から全身へと流れ込んでくる。 「んくっ……ひっ、あっ……んあっ、ぁぁっっっ……」 太く節くれ立った雄器官に開通したばかりの秘粘膜を抉られ、押し広げられて、緋緒は食いしばった歯の間から悲鳴を漏らす。 じゅぷぷぷっっ……んぷぷっ……ずちゅるるるっっ……ちゅぶぷっ……。 静かな休日の社長室に、緩慢ながらリズミカルな粘液音と、二人の荒い息づかいが響く。ソファの上で男の大きな身体に組み敷かれた少女社長は、堪えるように目をぎゅっと瞑り、眉をしかめながらも、赤く染まった頬を快感に緩めつつあった。一方彼女の上の青年は、本能を抑え込むのもそろそろ限界だった。 「ふぁ、んんっ……あっ……あんっ、なんか、気持ちよくなってきた、かも……んふっ……もうあんまり痛くない……ような気がするわ」 「じゃあ、スピード上げますね。俺、そろそろ我慢できない……」 そう言って彼は腕の位置を直すと背筋を引き締め、グラインドを加速し始めた。 ぬぶるるっ、じゅぶぷっ……ぬちゅるっ、じゅぱんっ……じゅぶ、ぱちゅっ……。 動きが激しくなって、淫らな水音に肉がぶつかり擦れる音が混じり始める。強い潤滑摩擦によって生じた熱い喜悦が尿道を次々と駆け下り、鼠蹊部の奥に潜り込んで射精衝動を掻き立てていく。 「あっああっっ、ひっ……やぁっっ、激しっ……ちょ、んあっ、あああぁっ……」
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
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