「っあんっ!? はぁぁ、はぁぁ、擁平、ぁぁ擁へぇ……!」 途端、麗しの姫君から何とも官能的な悲鳴が漏れた。ほんの軽いタッチなのだが、雄の欲情にあてられた処女には痺れるような媚刺激だったのだ。 数瞬、軽い痙攣が彼女を襲う。ビクビクと、淫靡に。 だが翠玉の瞳が再び開くと、また少年とペニスを交互に見つめながら……。 ──くちゅっ、くちゅっ、つちゅりっ。 「はううっ!? っはぁ、はぁ、あ、熱い──擁、へぇ、わたく、しぃ……!」 再び指が膣唇に這わされる。またも困惑の表情となるが、少女はもう、やめようとはしなかった。 「あぁ、擁へぇ、見てぇ……わ、わたくしも、する、からぁ……!」 そのまま少年の自慰を見ながら彼女は何度も肩を震わせる。甘やかな吐息を漏らしながら、確かめるように処女膣を撫でていく。 「はぁ、はあ、アイシス、アイシスぅっ」 ネグリジェという寝着を乱し、高貴な王女が男の前で自らを慰める。その、破廉恥だが強い色香に絡めとられて、擁平は熱く痴態を視姦し続ける。 しかし彼女は見られながらも、確実に雌の官能にのめり込んでいくようだった。 ──すちゅりっ、すりっ、すりっ、つちゅ、つるりりんっ……。 「あうんっ!? はぁ、はぁ、あっあっ? っな、何だか、痺れちゃうぅ……!」 白い指先がゆっくり上下し細い筋を刺激している。まだ狭いピンクのラビアが優しく愉悦を与えられている。そこが性感帯であることは可愛い喘ぎ声で明白だった。 (ああすごいっ! アイシスが、お姫様がオナニーしてる、僕の目の前で!) ひたすら清く感じた銀髪は、今は聖水のようにシーツに流れ広まっている。長い睫毛が戸惑い揺らぎ至宝のような瞳を悩ましく飾っていた。 白い頬はふんわりと火照り、時折真珠のような汗粒を垂らす。ネグリジェに隠された豊乳も淫らな刺激でぷるりっ、ぷるりっ、と揺らされていた。
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
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