本文内容
二次元ドリームノベルズ197 - 百花繚乱 淫獄のサバイバル
 
 気がつくと上半身だけ倒れ伏し、石畳に頬を密着させていた。頭を起こそうとしても首を動かせず、身体を起こそうとしても右肘に力を込められない。太い動脈を切られて出血し続けているようだった。淡々と深まっていく脱力感のせいで、お尻を突きだした恥ずかしいポーズのまま身動きできない。
 ――ヌロン……ベチャ……ヌロヌロォ……。
 ヘルリックたちは左右の尻たぶに陣取り、ブヨブヨとした舌を伸ばしている。一度舐められたら肌が一生忘れられなくなるヌメヌメ感を、生娘らしからざる深さの谷間に塗りつけている。その底で息づく蕾を――。
「…………あ……ひ……こ、こんな……」
 理香子は、タカをくくっていた。いくら化け物たちに集られたところで、神のご加護があるのだから最悪の事態は心配ない。それ以外の部位なら、どれだけ舐めずられようと汚辱感やくすぐったさに悩まされるだけだ。そう思っていたからつい、殲滅命令よりも自分の身なりを優先してしまった。
 けれど。
 力が抜ける。集中できない。
 せっかく指揮杖を手にしたのに、命を下せない。
「……う、嘘です……こんな……こんなの嘘に決まっていますわ……」

本文中より抜粋

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