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獣淫の夷奴姫リルフィ
小説:斐芝嘉和 挿絵:ヤツシマテツヤ
 
獣とも心通わせる心優しき巫女姫が
獰猛な獣たちに嬲られる!!
 
獣淫の夷奴姫リルフィ
あらすじ
広大な自然とともに生きる夷奴族の姫・リルフィは森の精霊や守護神たちの声を聞きながら平和な日々を送っていた。しかし、そこへ夷奴族の土地を侵略しようと他国の軍勢が襲いかかる。森の動物たちと協力して一度は撃退するが、卑劣な罠にはまり、敵に捕えられてしまう。処女のまま淫らな術をかけられ、馬のように束子で身体を洗われる屈辱にすら快感を覚えてしまうほどに開発された肉体は、自らに想いを寄せる村の若者さえも狂わせる。そんな淫らな肉体に戸惑いつつも込み上げる快感への欲求には逆らえず、ついには一番の理解者だった狼の獣神にすら肉悦を迫るようになるのだった。自然を愛し、獣にも慈愛を注いでいた心優しき姫は、獣以下の存在へと堕ちていく……。
 
二次元ドリームノベルズ241
発行:キルタイムコミュニケーション
ISBN978-4-86032-424-7 C0293
定価:本体890円+税
 
立ち読み
※Web公開用に修正を大きくしてあります。
 
(あっ!? ああ、熱い、熱いぃいっ! お、お腹が……燃え、るぅ……!)
  ドプ、ドプ、ドプ、とリルフィの子宮に注ぎ込まれる煮え滾った精液。
  乱交多産系の猪は、挿入から射精までの時間が短い。次々と相手を乗り替えて、たくさん種つけをするからだ。牝が登り詰めたかどうかなどお構いなしに、ただ己の欲望のままビュク! ビュク! と熱い汚液を迸らせる。
「ふぅ、あ、ぁぁああ……」
  木枠から突き出たリルフィの顔が、紅い頬を仰向けて震えた。声を出してはダメだと思うのに、どうしてダメだったのか思い出せない。意識を支配しているのは、ヘソの下に膨れあがる熱。獣の精液が、ねっとりした熱さが、腹の中に――こんなに、たくさん――。
  わななく唇から掠れた声が漏れ、胸元で折り曲げた両手が地面を掻く。
  だが、頭の中に満ち溢れたのは嫌悪ではなく、狂おしいまでのもどかしさ。
(き、汚い、気持ち悪い……のに……)
  用を終えてズル、ズル、と抜け出ていく淫棒が恨めしい。
  なぜ途中でやめるのか、もう少しでイけそうだったのに――。
  どうしてこんな気持ちになるのかと自らの胸に問うこともなく、リルフィは悟っていた。狼に犯されて絶頂を知った若い牝の身体が、めくるめく瞬間を渇望して焦れているのだ。
「け、獣じゃない……獣じゃ、ない……わ、私は……私は……」


本文中より抜粋

抜粋文とイラストは一致しない場合があります。
 
 
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