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ヴァンパイアメイデン 孤高の聖隸
小説:阿蘇羅芭歐 挿絵:椋木 尋
 
ウィルトン家にメイドとして仕えるたった一人の少女、 マデリーン。
自らの主を護り続けるため、吸血鬼として生を長らえてきた彼女であったが、
その力を妬む者たちによって囚われ、嬲られ、辱められてしまう。
輪姦、肛姦、口唇奉仕。少女の矜持は白濁の海に沈められていく……。
 
ヴァンパイアメイデン 孤高の聖隸
あらすじ
自らの主と定めた血族の、永遠の守護者として生を長らえるため望んで吸血鬼となり、また生あるうちの彼らによく仕えるため、メイドという生き方を選んだ少女、マデリーン。

彼女は自らの重い宿業と、主人アルバートへの日ごとに募る恋心との狭間で葛藤する日々が続いていた。
そんな折りに発生した猟奇的な連続殺事件 に、アルバートの身を脅かす吸血鬼たちが絡んでいると見て、捜査を始めるマデリーンだったが、易々と敵の手に落ちてしまう。
身動きできない少女の身体に男たちが襲いかかり、服を切り裂き乳房をしゃぶり、尻の穴まで嬲り抜いていく。
処女を散らされ白濁にまみれるマデリーン。

無垢にも等しい裸体を贄として、荒淫の宴は続く……。
 
二次元ドリームノベルズ056
発行:キルタイムコミュニケーション
ISBN4-89637-084-8 C0293
定価:本体890円+税
 
立ち読み
※Web公開用に修正を大きくしてあります。
 

冗談半分で、自分たちの手首を傷つけていたふたりの男が、面白がってマデリーンの口元に血を数滴垂らしていた。

「…………ぅッ」

マデリーンはその一部始終に気付き、自分の欲望を激しく恥じた。
例え、どんなに飢えようとも、自分から情けを乞うような真似だけはできなかった。
人間のときでさえ、彼女が助けを求めたのは、たった一度きりだったはずだ。
吸血鬼として二〇〇年もの間、かたくなに意志を固くたもってきた自分が、それだけをすることは許されなかった。
小さなペーパーナイフを弄びながら、男たちは嘲笑っていた。
だが、手首からしたたり落ちる紅い雫が、理性を吹き飛ばし、吸血鬼としての本性を現せと何度も頭で叫んでいた。
鏡は元より、自分の姿が映るはずもないというのに、滴り落ちる紅い雫を瞳が追った。
その紅い表面に、映るはずもない顔が浮かび上がった。
それは、淫蕩に微笑むもうひとりのマデリーンだった。
一瞬だけ見えた光景に、少女は大声で泣き叫んだ。
「んっんッ! んんッー!! ふうぅぅぅッゥ!!」

本文中より抜粋

抜粋文とイラストは一致しない場合があります。

 
 
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