メイドは明らかに無理をしていて、彼女の腰から下は震えてばかり。それでも、愛するご主人様のため趣向を凝らしてくれた。おぼつかない手でティーポットを取り、秘裂の真上で恐る恐る傾けていく。
零れ始めたのは半透明の、上品な金色が美しいロイヤルストレートティーだ。
「メイドであることに、ぃはあ、ご主人様にお仕えすることに、今初めて自信がなくなりそうです……やんっ零れちゃ、ぁふ、零れてしまいます……!」
こぽこぽと音を立て、肉のカップを潤す。
しかし堪えきれない恥ずかしさで、どうしても手元が狂うらしく、量も多すぎて溢れてしまう。無数の雫が処女の股間を枝分かれに伝い落ち、シーツに染みた。
(萌葱がパンツ脱いで、こんな風に……)
ベッドが汚れることなど気にもならない。少年はまじまじと一部始終を眺め、紅茶の溜まった肉の隙間に、食欲ではないものを込み上がらせる。
呑みたい。味わいたい。
「はあ、さ、冷めないうちに……どうぞ?」
萌葱のほうが物乞うまなざしで、薄く開いた唇から呼吸を鳴らす。青柳の眉を八の字に倒して、みっともないくらい涙ぐむ。
(もっもうボク――!)
抑えてなどいられない。頭に熱のまわった少年は、ぱくぱくと宙を何回も噛んで、呑みくだせない量の生唾もろとも舌を垂らした。
「ほんとに、い、いただくよ? んもぐっ、はあっンぢゅ!」
問いかけの返事は待たずに、メイドのあられもない股座にかぶりつく。零れた紅茶を回収する軌道で、まずは太腿の付け根を、下から上へと舐め上げる。
本文中より抜粋
抜粋文とイラストは一致しない場合があります。
※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。 |