「き、気持ちいい? ぼ、僕とのセックス気持ちいいの?」
初体験の少年としては、聞かずにはいられない質問だった。自分がこんなに気持ちいいのだから、相手にも同じような快感を一緒に味わっていてもらいたい。
対してロストバージンしたばかりの少女は、顔を真っ赤にしてプイッと横を向く。
「ば、ばかぁ。そ、そんな恥ずかしいこと、ああんっ! 聞くんじゃないわよぉ」
自分を注意するお嬢さまの口調にも、もういつものようなキレやトゲは微塵もない。甘い喘ぎ声混じりに罵られ、逆に興奮してしまう。
「ぼ、僕はメチャクチャ気持ちいいよ。煉華ちゃんの中、気持ちよくってたまんないよ」
少年の素直な告白に、少女の顔がますます赤くなる。それでも口から出てくるのは、同意の言葉ではなく憎まれ口だった。
「あ、赤ちゃんを、つ、つくるために、ンはぁっ! っっ、し、シテるんっ、だから、ああっンっ! き、気持ちいいとかは、ど、どうでもいいの、よっ、っくふぁああっ!」
決して素直にならない幼馴染みに対して、悠斗はわざと深く腰を突き入れた。子宮を肉先で何度も突き上げる。そのたびに鋭い喘ぎ声を上げるお嬢さま。どれだけ口で取り繕っても、彼女が感じているのは明らかだった。
「ああんっ! こ、声がでちゃうっ! ち、違うんだからねっ! ンはぁっ! こ、これは感じてるからじゃ、なくってっ、くふぁ! か、勝手に声が出ちゃってるだけなんだからね、はアアんっ! か、勘違いするんじゃないわよぉぉっ!」
本文中より抜粋
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※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。 |