「あ、ちょ、ちょっと! 夕貴っ」
股ぐらに身体をこじ入れて、夕貴は恥ずかしそうにしながらもジッパーを開くと、ちょっぴり冷たい指先で男根をつまみ出した。狭苦しい場所に納められていたそれは、メイド少女の眼前でぴいんと元気よく屹立している。
「ふん、まったくもう。元気いっぱいって感じね……」
目前でびくびくと脈打つ肉根を見つめる夕貴の瞳が艶めかしく光っていた。
「で? どうして欲しいのかしら、ご主人様?」
肉竿に指を絡ませて、挑発的ですらある熱い声音であった。
ごくりと、唾を呑み込んだ。桃色の期待感が胸中に満ちていく。メイド服の美少女が股下に潜み、何かを命じて欲しいと言っている――。そんな夢のようなシチュエーションに、頭がどうにかなりそうだ。亀頭には早くも我慢汁が水玉を作っていて、海綿体に浮く血管が青黒くぎちぎちと盛り上がっていた。
潤みゆく瞳で淫猥な肉竿を見つめる麗貌がある。握ったまま放そうともしない彼女の指先を、垂れ落ちたカウパー液が穢していく。その情景にすら、興奮が高まり、肉棒は嬉しそうに膨れあがっていくのだ。
「ふあ……。大きい……」
本文中より抜粋
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※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。 |