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超昂神騎エクシール
〜双翼、魔悦調教〜

小説:峰崎龍之介 挿絵:孫陽州 原作:アリスソフト

 

 反射的に口にした抗弁を、シェムールは鷹揚に受け止めた。それからすっと手を伸ばし、キリエルの股間を弄る。
 が、今度の愛撫はひどく緩やかで、刺激の少ないものだった。フェザータッチで割れ目を撫で擦るだけで、決定的な刺激は与えてこない。もっともその程度の刺激でも、いまのキリエルはたちまち絶頂しそうになってしまったが。
(イク……今度こそ、イカされ──)
 少ない刺激を貪るようにして、キリエルはまたも絶頂に手をかけた。が、やはりその瞬間に、愛撫の手がぴたりと止まる。
「あ……」
 思わずぶるりと身を震わせて、キリエルは切ない声を漏らした。いまの声には、自分でもはっきりわかるほどの無念が滲んでいた。いまのは……無意識に快感を求めてしまった、はしたなく情けない……雌犬の鳴き声だった。
「……ふふ」
 もどかしい愛撫に身悶えするキリエルを、シェムールは意地の悪い笑みを浮かべてじっと見ていた。それは赤き神騎に強い屈辱を抱かせたが、褐色の堕天使が愛撫を再開すると……。
「あ……あ、あ……ああ……」
 憎らしい女を睨もうとした目は、すぐに涙目へと変じた。どれほど悔しくとも、憤ろうとも。肉体に快感が走れば、意識の全てはそちらに向かう。
「あ、は……はぁっ。ん、く……あと、少しなのに……!」
 やがてキリエルは無意識のうちに、自ら腰を揺するようになった。少しでも刺激が強まるように、シェムールの指を迎えに行く動き。だがシェムールは絶妙な力加減で腕を引き、一定以上の刺激を与えないよう、完璧にコントロールしていた。
 そんなことが数分も続いたあとには、キリエルの足元に大きな水溜まりができていた。絶えず湧き出てくる愛液が作る、淫らな水溜まり。
「イキたい?」
 と、不意にシェムールが囁いた。彼女はキリエルの恥丘を指先で嬲りながら、そっと続けてくる。

 
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