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超昂神騎エクシール
〜双翼、魔悦調教〜

小説:峰崎龍之介 挿絵:孫陽州 原作:アリスソフト

 

 ぽすん、と。エリスの隣で、キリカが四つん這いになった。しかも彼女は自ら秘所を指で割り開き、囁くようにこんなことを言う。
「センパイ。……いいよ」
 その声の、なんと悩ましいことか。幼さを残した少女から飛び出たものとは、到底思えない。
 だが現実に、報生キリカという少女は確かな色気を湛えて、愛する男と繋がる瞬間を待ち望んでいる。
「……いいのか? お前にはまだなにもしてないぞ」
 前戯は必要ないのかと、継彦は訊いていた。だがキリカははにかんで、
「大丈夫。私はセンパイの肉奴隷だからね。いつでも準備はできてる。……ん、いまのはちょっと嘘かな。はは……自分でもびっくりだけどさ。エリスさんのえっちなとこ見てたら、勝手に準備できちゃったんだ」
「なんだそりゃ。もしかしてお前、ちょっとそっちの気が?」
「あはは、かもね。うん、そうかも。……だからさ、センパイ。私をエリスさんに盗られないように、頑張らないとね」
 気心知れたやり取りは、心地よく繋がるための潤滑油か。なんにしろふたりはごく自然な流れで後背位の挿入態勢を整えると、合図もなく深々と結合した。
「あ……くぅぅぅ……深、い……」
 華奢な体躯がぴんと反り返り、可憐な唇から華やかな喘ぎが零れる。その様はたとえようもなく淫靡で、そして──
(……綺麗……)
 ぼんやりとした意識の中で、エリスは呟いた。かつての彼女であれば考えられないことだった。欲望に忠実な姿を見て、美しいと感じるのは……。
「あうっ、ん、んん、あ……んんっ」
 抽挿が始まると、キリカの喘ぎは部屋中に響くほど大きくなった。珠の汗が浮かんだ肌は淫らな光沢を帯び、少女の持つ青い色気を最大限に引き出している。
「あっ……♥」
 と、鼻にかかった甘い声が、さらに甘く蕩けた。
(気持ち良いところを……突かれているから?)
 エリスは食い入るように、ふたりの交わりを見つめていた。というより、目が離せなくなっていた。

 
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