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レズ娼婦館へのいざない
お嬢様魔道士の堕ちた罠

小説:あらおし悠 挿絵:はらいた

 

「では……イカせてあげますわ」
 彼女が淫核を唇で挟み、舌先で細かく弾いた。休む間もない高速の舌使いに魂まで吹き飛ばされる。
「すごい! すごすぎて……なにかくるっ! やだ怖い……やめてお願……ひあ、あひ、ひぃぃぃッ!!」
 マリィの懇願が届く前に、快感の大嵐が吹き荒れた。身体が浮き上がるように感じた次の瞬間、身体の中で大爆発が起きる。
「ふぁふぁふぁ、ふあぁぁぁぁッ!!」
 そしてなにかが一気に抜けて、背中からベッドに落ちた。自分の身体に起きたことが理解できず、息をするのさえままならない。
「な……なに…今の……?」
「それがイクということですわ。快感の絶頂ですのよ」
「イク……絶頂……」
 明晰を誇った頭が、なにも考えることができない。媚薬の大量摂取なんて必要なかった。絶頂だけで、こんなに頭が呆けてしまうのだから。
 身体が重い。このまま眠ってしまいたい。なのに、これで終わりではなかった。本当の試練はここからだった。
「なにをしていますの。今度はマリィ様の番ですのよ」
「わ、私の番……?」
 気だるい身体を起こすと、ベッドに座った彼女が脚を広げた。中心の割れ目が濡れている。油を塗ったように卑猥に輝く。
「忘れましたの? あなたは娼婦になったんですのよ。自分が気持ちよくなるのではなく、お客様にご奉仕するのがお仕事ですわ」
 思い出した。快感と絶頂で忘れていた現実を。同時に屈辱と悔恨も甦る。しかし魔封じの首輪がある限り、マリィに抵抗する術はない。
「さあ早く!」
 マリィは唇を噛み、四つん這いになった。濡れた股間に顔を近づけると、淫猥な匂いが鼻を突いて思わず顔を顰めてしまう。
 躊躇していると、彼女が媚薬の小瓶の蓋を開ける仕種をした。これ以上理性が壊されるのを怖れ、目をつぶって彼女の性器に舌を這わせた。
「そうですわ! もっと強く! ああすごい……マリィ様が、わたくしのものを舐めている!」

 
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