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レミリア
〜聖天騎士・ふたなりの快堕〜

小説:089タロー 挿絵:しーあーる

 

「はぁ、はぁ、う、嘘だ、わたしに生えたものが、こんな、大きくぅ……?」
 それはもはや巨根という表現すら生ぬるい代物だった。
 サイズは大人の腕並みにあり、到底指では握りこめない太さがある。あまりに長大なその先端には拳大の亀頭が乗り、鎌首をもたげた大蛇のごとく巨大なエラを開いていた。
「な、なぜ、どうして大きく……じくじくする、うず、くぅぅ……?」
 レミリアにとって、それは他人事のようであり、同時に我がことのようでもあった。女である彼女に勃起するという認識などない。その一方で感覚が集中し切ない欲求が募っていくのを体感として確かに得ていた。
「ああ、勃起してきた。淫魔王様の逞しいオチンポ、やっぱり素敵……」
 発情した牝の表情でヴェサリエは指を絡め、太長いサオをシコシコとしごき始めた。
「うあっ!? な、なん、あっあっあっ、これは、くふぅっ!」
 途端にレミリアの陰部全体に甘い痺れのようなものが生まれ、刺激を甘受するかのごとく浮いた血管がドクドクと脈を打ち始めた。
「なんだ、はぁはぁ、こんな感じ今までないっ──しごく、なぁ、そここする、なぁぁ……!」
 血管の脈が速くなると、皮膚の神経が鋭敏になっていき、甘い痺れに酔い痴れるように腰まで勝手に身動ぎする。
「フフ、気持ちいいでしょう。男はみんなコレを触られるのが大好きなの」
 ヴェサリエが妖しく微笑み、青白い指でゆったりとエラの窪みをなぞる。
「あっあっあっ、だめだそこぉ、じりじりして、力む、硬くなるぅ……!?」
「そうよ、刺激がもっと欲しくなってカチカチになっていくの。硬くなればなるほど敏感になってきて、疼いて、切なくなって、自分で弄り倒したくなるくらい射精欲求が湧いてくるの」
 指先でなぞりくすぐられるだけでも予想だにしない感覚が走る。はち切れんばかりに膨らんだモノは身体中のどこよりも敏感で、ほんの小さな刺激ですら瞬時に反応しびくりと脈打つ。甘い痺れが股間を覆い、さらなる疼きと熱が収束し、灼熱の塊にも似た何かが根元で渦を巻き始める。
(なんなのこれは、な、なにか、出そう……出した、い、切ない……!)
 灼熱の塊は徐々に沸騰し指が動くたびに熱量をあげる。排尿か、あるいはそれ以上、何か強烈な解放欲求が肉サオの中心をじわじわとあがってくる。
 それが何なのかレミリアには分からない。分からないが、出したいという感情と、出してはいけないという危機感が、混乱した脳内でせめぎ合う。
「どう、これがオチンポの感触よ。女と違ってすぐに感じるでしょう?」
 ヴェサリエはまた笑い、次は両手でサオを握り小刻みに上下に擦り始めた。
「うああやめろぉ!? 触るな、よせっ、痺れてしまう、腰っ、ひぃ!」
 甘い痺れが強くなると、五感が暴走したかのごとく、勝手に上下に跳ね回って指との擦れあいをより激しくする。

 
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