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メス騎士ロザリアの七日間
小説:一年新 挿絵:河野雅夫

 

 ブツリと音がした気がする。さっきの肩の痛みとは違い、引きちぎられるような、ねじ込まれるような硬い痛みが突き刺さる。思考が乱れる。痛い。
 少年が何の前触れもなく、男性器を私に突き刺し……つまり、犯したのだ。
 足を閉じようにも少年の腕にがっちりつかまれていて、大きく開かれたまま動かすこともできない。力が入らない。痛い。
「……濡れてないなぁ、なんで? やっぱり処女だから?」
 きょとんとした顔で、少年がつぶやく。それでも、強引に腰を打ち付けてくるたびに引っ張られるような、内蔵をえぐられるような痛みが響く。
「あははっ、その顔はいいね。面倒くさい仕事だけどちょっとだけやる気が出るよ。でも、僕がいいだけだと調教にはならないかな?」
 痛みと悔しさで、思考もまとまらない。気がつけば、私はただ泣きながら少年に許しを求めていた。……騎士である私が、魔族であるこの少年に。
 どれほどの時間がたったのだろうか。気がつけば今まで誰にも許したことのなかった私の膣は蹂躙され、おぞましい魔物の精液を注がれていた。
 快感などどこにもない、痛みと恥辱だけの処女喪失。それが、捕らわれて一日目に私が経験したこと。

 
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