「どう、気持ちいい?」
「いいわけないでしょうっ。く、苦しいだけよ!」
乳房を揉む機械の指に顔を歪め、悪態をつく。なのに天満教授は、余裕の顔を崩さなかった。
「うーん、確かにおっぱいに食い込みすぎ。まだ改良の余地ありかな。でも……んふ、乳首、勃起してるよ?」
「そ、そんなこと……!」
反論しようと自分の胸を見て、ローズは息を呑んだ。彼女の言う通り、赤い小粒な肉蕾が、尖塔のようにぴくぴくと背を伸ばしている。
(な、なにこれ……? こんな機械に……女の形をしているものにキスされて、感じたとでもいうの?)
しかも、激しい痛みを伴っていたのに。しかも、自分の身体の反応に狼狽するローズをよそに、教授が得意顔でパチンと指を鳴らした。
「うーん、そうか分かった! あなた痛いと感じちゃう体質だね。大丈夫、そっち方面にも対応してるから。LZ1、モードS」
違う、と短い言葉を挟む余裕すら与えられない。見当違いな分析をした教授が命令を与える。しかし、アンドロイドの動きに警戒して身構えたローズを、不意打ちが襲った。
「きゃあ!?」
拘束していたフレームが変形したのだ。しゃがみ込むような姿勢に腰を落とされ、M字開脚を強要される。その格好だけでも恥ずかしいのに、眼前におぞましいものが突きつけられた。
「な……なに、それ……」
アンドロイドの股間から、天井を向いて鎌首をもたげる怒張。ナース服の短い裾を捲り上げたその形は、金属光沢を放ってはいるけれど、紛れもなく男性器。
「な……な……っ!」
「すっごいでしょ。この娘は、おちんちんも装備してるの。まずは……そうね、舐めてあげてちょうだい」
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