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光翼戦姫エクスティアA
小説:上田ながの 挿絵:宮越良月 原作:Lusterise

 

「じ……実験? 何をいって? あんた……私にな……何をする気?」
 身動きが取れぬまま、怪人を睨む。
「簡単なことですよ。ホオオオッ!!」
 怪人が鳴いた。
 するとその鳴き声に反応する様にマギカが倒れている地面が持ち上がる。強烈な魔力によって姿を変えられた地面がいわゆる分娩台の様な形になった。その上にマギカは足をM字に開いた状態で拘束されてしまう。手足がベルトで固定された。
「な……なにこれっ!?」
「いわゆる実験台という奴です。この上で……貴女の身体を観察した上で、どんな実験をするかを決めます」
「か……観察? 何を?」
「こうします」
 その一言と同時に怪人は強化スーツの胸元を掴むと、容赦なくこれを剥ぎ取ってきた。
「あああっ!」
 瑞々しい乳房がプルンッと剥き出しになる。ピンク色の乳首が街中に晒されてしまう。
「ホホゥ……これはなかなかよい形をしたおっぱいですなぁ」
 怪人がジッと胸見つめてきた。ギムリアン達も視線を向けてくる。
「なっ! み、見ないでっ! 見るんじゃないわよっ!! わ、私の身体はギムリアンや怪人如きが見ていいものじゃないわよ!」
「確かに……本来ならば皇女様の肢体を見るなど許されないことですな。ですが……ホッホッホッ、貴女は最早皇女ではない。敵だ。つまり、遠慮する必要などない。ほら……胸の感触も確かめさせていただきますよ」
 視線を逸らしてなどもらえないし、拘束を解いてももらえない。それどころか怪人は一切躊躇することなくマギカの胸に触れてきた。怪人のゴツゴツとした指が乳房に食い込む。
「はぐうっ! くううっ……ちょっ! い、痛いわよ!」
 胸の形が変えられる。かなりの力のせいで痛みが走った。
「この程度で痛みを感じる……ふむ。麻酔のためエネルギーを発揮できないせいで耐久力は普通の人間並みになっているようですね。では、次は敏感性を確認させていただきます」
「敏感性?」
 一体何をするつもりなのか? 疑問を抱く。すると言葉ではなく行動で答えるとでもいう様に、怪人は乳房に顔を寄せてきたかと思うと口を開き、舌を伸ばしてきた。

 
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