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シスターミリアム 肉悦に堕ちる清き魂
小説:桃生雨京 挿絵:ねむ
 

 男性器の愛撫などやったことがないし、知識もない。それなのに、ミリアムは男がどうすれば感じるかわかってしまう。手首のスナップを効かせてブルーノの牡肉を包皮ごと捩り、両頬を窄ませてデレックの亀頭を強く吸引した。
「アモーネぇっ、これっ……ちゅぱっ、この紋様は、はぅン……もしかしてぇっ……んううッ!」
 手コキとフェラチオをしたまま、少女は悪魔の女を睨む。彼女はクライヴの牡棒をゆったりと扱きながら返事をした。
「ふふっ……“淫紋”っていうものよ。つけた相手を発情状態にして感度を何倍にも引きあげるの。アモーネ特製だから、えっちな知識も植えつけられるようになってるわ。んふふっ、さぁて……ミミはどれくらい正気を保っていられるかしらね」
「な、なんて汚らわしい魔法なのっ! わたしは絶対に堕ち──んぶぅっ!」
 ミリアムの声はブルーノの肉棒で封じられた。
「その口は喋るためじゃなく男に奉仕するためにあるんじゃねえのかっ!」
「私のもだっ! いっしょに舐めて扱いてくれっ!」
 二人の亀頭が唇の前に並ぶ。無意識のうちに右手もデレックの竿を握っていた。二倍になった濃厚な牡フェロモンが初心なシスターの口と鼻を犯し、やがて脳全体を痺れさせた。
(なん……でっ! こんなにおいっ、嗅ぎたくないのにっ! 全然っ、いいにおいなんて思わないのに……!)
 ミリアムは自らペニスに鼻を擦りつけ、亀頭から漂う臭気を嗅いだ。ハアッと熱い息を漏らし、脚を蟹股に開く。粗相をしたように股間が濡れているのに気づいた。
(こんなみっともない姿になるなんてっ! ああっ、でもぉッ! 口も手も、とめられないっ……!)
 チュパッ、ジュルルッ、グチュグチュッ。舌と口で二本の男根を交互に慰める。溢れでた粘液は啜っていく。同時に両手も動かし、今にも爆ぜそうな欲の塊を扱きまくる。

 
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