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魔導騎士シルヴィナ
堕辱の淫紋

小説:狩野景 挿絵:阿呆宮
 

「う、ん……、どうした、下手くそ。全然気持ちよくなんか、ならないぞ」
 しかし経験のなさが、そんな快感も未知への恐怖となってシルヴィナを頑なにさせた。
「なるほど、確かに一筋縄ではいかないようだな。それならば受け入れやすいように身体を解きほぐしてやろう」
 焦れるかと思ったのに魔導士の余裕は変わらない。いったん身を退くと、術式を唱えながらシルヴィナの腹部に掌を押し当ててくる。
「魔法!? なんなの、それ!」
 同じ祖先を持ち、同じ魔法を使うというのに、聞いたこともない呪文に不安を覚える。その途端、シルヴィナの腹部に奇妙な紋様が刻まれた。
「どうやらお前の家系には伝えられていないようだな。おそらく禁呪として封印したのだろう。愚かなことだ」
「禁呪!? く……ぅ、ああぁ、これ、なにか変、あああぁっ。身体が熱い。力が、はあ、あああぁ、抜けるぅ……」
 ゼノフィスの指が印を結ぶと紋様が怪しい光を放ち、熱い疼きがシルヴィナの下腹部を襲う。熱帯びた下腹の奥がドクンと大きく脈打ち、股間に熱いヌメリがじゅわんと溢れる。
「そうだ、我らの先祖が世界を混沌へと導いた暗黒魔導の一つ。淫紋を刻まれた者の情欲を極限まで高め、性の奴隷へと貶める秘術、淫紋術だ」
「淫紋術……。そんなおぞましい魔法を、ああぁ、よくも私にぃ」
 もはや拘束は不要と、魔法の蔓が解かれる。萎えた足が身体を支えられず、へたり込んでしまった。
「ふぁあっ。なんで……、あぁ……」
 股間から、ぷしゅ〜と失禁のように牝臭い汁が溢れかえる。
「これだけ身体が蕩ければ、心もすぐ快楽に馴染むだろう。さあ、約束どおり俺を受け入れてもらうぞ」
 隆々と怒張をそそり勃たせてゼノフィスが再び迫ってきた。
「く……あぁ、寄るなぁ。こっちくるな、この……おぉ、触るな、ふぁあああっ、やめ、あ、ああぁ、そんな強く、触ったらぁあああっ」
 近づく魔導士から逃れようとするが腰に力がまったく入らない。さらに触れられた途端、息が止まるような甘美に全身が満たされた。
「やめろぉ、放せ……あああっ、変なもの、そんなとこに、近づけるな……あぁ、はああぁ、やめ、んはっ」

 
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