「んっ、あふっ、だめ、こわれる……」
「こんな立派な尻が壊れるわけはないだろう。どうだね? 気持ちいいか?」
「あぁん……、きもち、いい……」
エレーナは快感に溺れていた。腰が震え、全身から汗が吹き出した。
「よし、素直に答えた褒美をやろう」
側近がエレーナの下に潜り、マドラーを使った。膣穴に入れられたマドラーはやさしく抽送され、ときおり奥深くをかき回した。別のマドラーは肉芽に当てられ、軽くボタンを押すようにリズミカルに動かされた。別の側近は下を向いた乳房を丹念に揉み上げ、乳首を甘噛みした。
「ひぁあっっ! だめぇぇぇ……」
お尻の痺れるような快感に、肉芽や膣穴からの女性本来の快感が加わった。快感は脊髄を走り、脳まで犯した。エレーナの意識は次第に薄れていった。
「くぅうんっ……、はふぅうっ!」
エレーナの腰がくねった。陰茎が挿入されるときにはそれを迎え入れるように、抜かれるときはそれを引き止めるように、いやらしく動いた。
「よし、そろそろ出させてもらうぞ」
ナザルは全力での抽送を開始した。
「はぁぁぉッ……、んんんぅぅっ…」
エレーナの身体が反り始めた。絶頂が近いのだ。喉を反らせ、表情は快楽のため、苦痛に耐えるように歪んだ。
「よし、いくがいい!」
ナザルはエレーナの腰を引き寄せると、お尻のいちばん奥で解き放った。
「んああぁぁぁぁぁぁぁっっ……! イくううぅぅぅぅっっっ……!」
エレーナはお尻の中に熱いものを感じ、頂上に押し上げられた。身体をビクンと震わせ、お尻を収縮させて最後の刺激をむさぼった。自分が剣士であることも、仇に犯されたことも忘れていた。ただ、快楽の真っ白な世界の中にいた。美しい顔を歪ませ、何度も痙攣し、エレーナは果てた。
見届けた側近や兵士から、盛大な拍手と歓声が上がった。
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