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フェアリーナイトアイナ 失われた資格
小説:火村龍 挿絵:てんけん
 

「く、くふうぅうぅ────」
 ふたなりペニスがびんびんと跳ねた。
「どうした、痛いのか? フェアリーナイト様にはこんなの効かねえと思うけどなぁ」
 と、さらに右脚も打たれると、
「ひ、ぁ──や、やめ──あぁぁっ!」
 両脚の快感に膝ががくがくとして、その場から動けなくなってしまう。さらには肉棒が限界で、腰を引き、尻を突き出した格好のまま、股間を押さえてもじもじしてしまう。
「なに隠してるんだ?」と、背後から伸びてきた腕が再びアイナを羽交い締めにする。腕を広げさせられ、身体を反らされ、ペニスを見せつけるかのような格好にされてしまう。
「い、いやっ、放して、いやぁぁっ」
「おいおい、こいつもう出そうだぜ!」と、また野次が飛んだ。
 アイナのペニスはびくびくと何度も痙攣し、柔らかな布にスジが浮かび上がるほど昂奮していた。濡れている。桃色の布の先に染みができている。
「みるなぁ……みないでえぇ……」
(は、恥ずかしいぃ……なにか、なにかでてきちゃってる……う、うそよ、このわたしが……あぁぁ、どうしてぇ……? へ、平気なはずなのに、こんなのへっちゃらで……犯されても、た、耐えてみせるはずなのに……こんな、こんなの生やされるなんてぇ……)

 
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