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欲望特急
スレイブパーサー搾精捜査

小説:冬野ひつじ 挿絵:sasana
 

(やだ……ッ、このまま続いたら、私……ッ、キモチ良くなっちゃうッ!)
 コツコツコツと、絶え間なく子宮口をノックするかのような、偏執狂じみた腰の動きに、昨日まで処女だった乙女はただ翻弄される。
「分かるかッ!? 子宮が降りてきてッ! チンポにチュウチュウ吸い付いてるの分かるぜ……ッ!」
(こんなのおかしい……ッ、絶対ッ、はぁ……ッ、おかしいのに……ッ!)
 思うままにならない身体に苛立ちながら、快感の螺旋を引き摺り上げられ、上り詰めていく。
(犯されてるのに……イってしまう……ッ!)
 女体の反応に手応えを感じたのだろうか、理緒を抱え込む男の腕に一層の力が籠った。「ポルチオでイかせてやるよ……ッ、そら……ッ、潮吹けッ、潮……ッ!」
 腰を回すような動きから一転して、小暮は直線的なピストンを猛然と打ち込み始めた
「ああッ、あッ、あぁぁ……ッ……!?」
 ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん……ッ!
 肉を打つ音と乙女の叫びがホームのコンクリートに鳴り響く。
(こんなの……ッ、もう、逃げられない……ッ!)
 広げられた脚が宙に延びたまま、打擲の激しさにピクピクと痙攣している。それはさながら肉食獣に捕らわれた獲物が内蔵を貪り食われている姿を思わせた。
(そんな! イくなんてッ! ダメッ! 私ッ、捜査官なのに……ッ!)
 少しでも絶頂を遅らせようと、小暮の首に回した腕に力を込めたのがいけなかった。
「あ、あぁぁぁッ!?」
 互いの身体が更に密着したせいで分散していた力が全て結合部に集中し、理緒の膣は肉槍の与える快感をダイレクトに受けざるを得ない状態になってしまったのだ。
 黒岩のそれとはまた違った荒々しさに、頭が追い付かない。理性が働かない。存在すら知らないでいた自分の中の牝の部分が頭をもたげ、歓喜の喘ぎを絞り出そうとしている。「ひゃう!? だ、ダメッ! ダメ……ッ、こんなッ、い、イっちゃう……ッ!」
 射精を求めて降りてきた子宮が、初めての絶頂の予感に大きく震えた。

 
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