──瞼の裏が真っ白に爆ぜてしまうような感覚のあと、背筋にすさまじい勢いで駆け抜けていく快感。
記憶の中にある、数度のオナニーで知った快感などとは比べ物にならないその感触に、レインは腰をわななかせながら空腰をはしたなく、カクカクと振ってしまう。
(あぁ……わたし……スライムに、イかされちゃったぁ……スライムにっ、スライムなんかにぃ……っ!)
脳内を真っ白にさせながら、少女はスライムの手によって絶頂を迎えたことをぼんやりと恥じた。私はなんて愚かな女なのか──
ずぶぅぅっ!
「ひゃっ、きゃああっ!?」
だが、全てが終わったと思って、失意に暮れようとしていた彼女を、股間から押し上げるような感触が襲った。思わず感触の元を見れば──
「──あ、うあぁっ……!」
──レインの誰も受け入れたことのないまっさらな聖域に、スライムがそのぐずぐずの粘液じみた身体をねじ込もうとしている姿があった。
スライムはまるで底に穴の開いた器から水が漏れ出ていくように、器用にずるずると侵入してくる。
そんな異物の感触に、絶頂の興奮に赤らんでいたレインの顔は一気に青ざめてしまった。
「だ、ダメっ……そこは、本当にダメっ……! 私っ、まだシたことないのっ……! だ、だからぁっ……!」
震える声での少女の懇願も、何を考えているのか分からない表情すら消え失せた、ただの粘性には届かない。
半固形のスライムは、緩慢にずるずると内側へ入り込み、窮屈な姫穴を無理やり押し広げるように突き進む。
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