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幻装神姫フェアリーフレア
催眠に穢された聖性

小説:天草白 挿絵:宮代龍太郎
 

 下半身がおぞましさで粟立つ。膣孔や尻穴を晒すだけでも耐え難い羞恥だ。だが本当の恥辱はここからだった。
「ほら、さっさとケツ穴を広げろ。これから俺たちが犯してやるケツマンコを広げるんだ」
(なんて下品な……!)
 信じられない嘲弄だったが、抗弁するすべはなかった。フレアは震える指先で左右の尻丘をかき分け、その奥にたたずむ菊の蕾を晒す。
 両手の人差し指と中指を排泄孔にあてがい、尻の穴が正円から楕円になるように広げてみせた。
(ああ、見られてる……)
 熱い視線が伸び広がったアナルに集中するのを感じる。放射状の皺で彩られたピンク色の菊門も、その奥に広がる赤くヌラヌラとした腸粘膜も余さず覗きこまれていることだろう。
「はははは、おい見ろよ。正義の変身ヒロイン様が自分からケツの穴をおっぴろげてやがる!」
「いつも雑魚扱いしてる俺ら戦闘員に尻の中まで覗きこまれた感想はどうだ? ええ?」
 戦闘員たちは日頃の鬱憤を晴らそうというのか、ここぞとばかりにフレアに屈辱的な言葉を浴びせかける。
「だめ……そんなにじっくり……うぅぅ……覗きこまない、でぇ……」
 肛門器官やその奥にある直腸粘膜までじっくりと視姦されるのは、性器を見られたり舐められたりするのとは、また別種の屈辱があった。
 本来なら決して他人に見せることはない恥ずかしい排泄の小穴である。
 それを無防備に広げさせられたうえで、本調子なら歯牙にもかけない雑魚である戦闘員たちに遠慮のない鑑賞を許している。
「絶対……許さないからっ……」

 
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