(こんなの、おかしい。私の身体、おかしくされちゃってる……!)
性的経験ゼロだった女体が、苛烈な刺激を受けて急速に開花し始めているのだと、気づけるわけもなく。悲嘆と混乱の間を行き来する姫騎士の、なお物欲しげに触れる尻を見て、異形がおかしげに笑った。
「んぶぷぶふっ、ほりほりほりぃぃ♪」
「いひゃっ、んひっ、ィィィ!」
おもちゃで遊ぶ子供のように弾んだ声音で、オークは舌を蠢かせ続ける。荒い鼻息に尻穴を脅かされ、エレナは図らずも膣を引き締めてしまう。そうして狭まった肉壁を丹念に舐られ、穿り出されたそばから蜜汁を啜られる。
(ダメ……これ、駄目ぇぇっぇっ! 止まれ止まれ止まれ! お願い……それ以上締めつけちゃ駄目なのォォ!)
心で拒むほど快楽に恭順しようとする肉体を恨まずにはいられない。
「んぶぷぁぁぁ、うんめェェェ」
――ぢゅっ! ぢゅるにゅぶぽっ! にゅぽっ! にゅっぶぷぼぼぽっ!
「はゥ……ッ、ンンン! ンはぁッ、はっ、ぁひ……わ、たひっ、は負けなひっひゃぁぁひィィィィッ!」
オークの舌のざらりとした表皮が膣内の肉壁を擦る。そのたびに嫌悪と恍惚の混濁した感覚が姫騎士の膣内で弾け、腰から背に巡り、回を重ねるごとに艶の増す嬌声を噛み殺せもせず吐き連ねた。
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