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聖王妃陵辱
〜狂った運命の歯車〜

小説:酒井仁 挿絵:MISS BLACK
キャラクター原案:ほへほへ
 

 この怪物はなにを言いだすのだろう、と美王妃が訝ったそのとき。
『己の魂が強靭だったことを悔いるのだな、先読みの王妃。絶対的強者、圧倒的な力の前では、どれほど高潔な魂をも、無力に過ぎないということを』
 魔王の巨大な手が、むずと乙女の尻肉を掴み上げた。
 そして次の瞬間、怪物の王は下肢に力を込め、体重に物を言わせて二本の男根をシェーラの二つの穴にねじり込んできたのだ。
「ぎひぃいいいいいいいいいいい」
『どれだけ丹念にほぐされようと、我がマラを二本同時にくわえこむのはつらかろう。だが、そのうちにお前は女の本性のままに悶え始める』
「いぎ、うぐぅううう……」
 怪物の声は、おそらく少女の耳には届いていない。
 だが、乙女の処女膣と尻穴は、奇跡的に裂けもせず、魔男根を根元近くまで飲み込んでいた。内臓が圧迫される苦痛にひたすら呻いていると、魔王はさらに腰を沈めてきた。
 ぬぶっ、ずぶぶぶ〜〜〜っ。
 既に限界と思われた肉穴の、さらに深くまで牡肉が押し入ってくる。
 ずぱんっ。
 魔王の下腹部が少女の尻肉に勢いよくぶつかったときだった。ぞくりと背筋を痛み以外のものが走った。
(わたくし、化け物の性器で、お尻の穴まで犯されているのに、どうして)
 それが「快楽」であることに気づくまで、そうはかからなかった。
 その事実に戦慄する乙女の胎内で、魔茎は「うねうね」と不気味な動きで膣肉と直腸内を刺激し始めたのだ。
『どうだ、内側を擦られる感覚はたまらぬだろう。それにこのたっぷりの蜜ときたら、よほど我の愛撫が心地よかったようだな』
 もしも魔王が激しいピストンを始めていたら、さすがにシェーラの二つの肉穴は無残に破壊されていただろう。だが、ルブディにシェーラを必要以上に傷つける気はない。
 なにしろ彼は、先読みの王妃のちからをこそ欲しているのだから。
 そのかわり───徹底的に嬲り、辱め、信じがたい愉悦の中でシェーラを屈服させるつもりなのだ。
(感じたくない、気持ちよくなんかなりたくないのに……アソコも、お尻の穴もじんじんして気持ちいいッッ)
 女体は残酷なまでに正直だった。
 おぞましい魔物の執拗な愛撫で敏感にされ、たっぷり時間をかけてほぐされた淫ら穴は、苦痛の代わりにシェーラの頭の中に湯水のように悦楽を流し込んでくる。
 おそらく人間の本能───あまりに強烈な苦痛を和らげるための、自然の仕組み。いくら先読みができても、人の生理作用はどうしようもなかった。
「んぃいっ、いっ、いぅうううっ」
 もはや破瓜の苦痛の声ではない。憎むべき敵の男根に貫かれ、こみ上げる愉悦を必死にこらえる声。
 それでも先読みはこの哀れな乙女がこれからどうなってしまうのかを少女に告げてしまう。少女自身が無意識に使った「ちから」に、近い未来の光景がありありと浮かびあがってきたのだ。
「そ、そんな……そんなことって……嘘です、わたくしがそんな、あぁあっ」
『グフフフ、我に屈服する己の姿でも先読みしたか』
 いや、先読みはそれ以上に最悪の結末をシェーラに告げていた。
『我が干渉しない限り、先読みが告げる未来は一〇〇パーセント現実化するのではなかったか? どうれ、もっと正直になるようにしてやろう』

 
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