「くっっ……うぅうんっっ!? あっ、あぁぁっ!」
強気に瞳をツリ上げるも、またもレオタードに包まれた状態で、直径五センチはあろうかという芋虫触手が、身を躍らせると、その刺激に表情が緩む。
だが触手は、そんな刺激を与えるためだけに、動いたのではなかった。
(こ、んろっ、はぁぁ……あっぐぅぅっっ!?)
柔軟に形を変えて伸び縮みするそれが、身体の端っこを大きく伸ばして、レオタードの食い込んでいた、メイの尻肉に顔を埋めたようだった。汗で蒸れた肌を、そして不潔な排泄口を撫でられたような感触に、羞恥と憤りを覚え、真っ赤になるメイ。
しかし、そんな感情を露わにさせるヒマなど与えない──とでもいうのか。尻谷間に埋まった触手は、そこにも細かな触手を張りつけていく。
「なっんぃぃっっ! ひてっ、ひてるのぉっっ……いひっっ、やっ……そこ、だめぇぇっ……」
動かない左手を懸命に動かそうとする、その努力を嘲笑うように、動けないメイの尻穴に、太い触手がピッタリと密着した。そのまま、全身で螺旋を描くような回転を見せ、グイグイと身体の端──おそらくは頭だろう、それを捻じ込もうとしてくる。
(う、そっ……いやっ、それはいやぁぁっ……)
だが、細かい触手が尻谷間に張りついて、そこを大きく割り広げてくる。隙間から空気が流れ込み、汗に濡れた肌と粘膜が冷たく刺激され、ゾゾゾッと背筋に悪寒が走った。
「んひゅぅっっ!? ひやっっ、さわ、るなぁっ……んぃっっ、くあぁぁぁんっ!」
悲鳴を上げ、顔を跳ね上げさせた瞬間、メイの背中が柔らかく反った。そして内股のまま腰が引け、お尻をさらに突きだすはしたない体勢になる。
突きだされた尻谷間の奥では、括約筋が弛緩し、懸命に狭めていた菊皺が綻びかけていた。そんな隙を、この淫らな闇の生物が見逃すはずもない。
──グジュルッッ……ヌチュォォォッッ……
「んっぐぅぅっっっ!? いひあぁぁぁっ!」
本来、排泄する役割を担う穴を外側からこじ開けられ、異物を捻じ込まれる感覚が、直腸へ突き抜ける。怖気と嫌悪が迸ると同時、敏感かつ柔らかな粘膜を逆撫でされる刺激に、メイの膝は脱力してしまったように、カクンッと折れた。
(な、ふっっ……んんんぅぅっっ!)
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