白桃を割るように、むにっ、と尻肉を開かれる。シェリルは息を呑んだ。野卑な視線が刺さるのを感じ、きゅっ、と琥珀色の蕾を収縮させてしまった。
交尾は未経験でも、彼女の肉体は雌のフェロモンをまき散らすほどに成熟していた。
王族の義務として、そろそろ婿を迎える時期に差しかかっていたが、自分より強い雄でなければ結婚する気はなかった。
(だが、こんな下等な連中に、神聖な処女を捧げ……いや、無残に奪われてしまうとは!)
激しい怒りの中に、一抹の不安と恐怖が潜んでいた。
凶悪な螺旋ペニスが、つぷ、と秘裂に押し当てられた。乙女の花弁は、未熟な果実のように硬いが、ドリル肉棒は大陰唇を左右に割って潜り込み、淫らな媚ヒダをめくって猥褻な赤身を覗かせる。切っ先が肉穴を求めてズリズリと動き、敏感な粘膜はわなないた。
小さな尿道口を擦りながら何度も通りすぎる。くちゅ、と切っ先は泉の窪みを探りあててしまった。豊かな尻を鷲掴みにした手に力がこもり、いよいよ中へ押し込もうとする。
「くっ!」
とっさに括約筋へ力を込め、精いっぱいの防御を試みた。無駄だった。めり、めり、と防衛の膜が軋み、初々しい膣穴が押しひろげられ、弾力に満ちた大陰唇が生々しく紅潮しながら左右に盛り上げられていく。
シェリルの細い肩が震えた。
血なまぐさい戦場でさえ感じたことのない、内臓に拳でも突き込まれたような恐怖感だった。
みぢっ、と一気に裂けた。
「ぐぅっ……!」
シェリルは白い喉を見せて反り返った。鮮烈な激痛が下肢から突き抜け、頭の中が真っ白になった。
魔物軍の将軍と一騎打ちしたときに正面からくらった一撃でさえ、これほどの衝撃は受けなかった。
膜を破った異形の肉棒は、無慈悲に聖なる処女地を侵略する。ひたすら最深部にむかって暴力的な勢いで戦果を拡大し、雄を迎え入れたことがない膣穴をみっちりと隙間なく満たしていった。
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