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高貴なる魔女クラウゼア
淫堕の異端審問

小説:大熊狸喜 挿絵:しゅんぞう
 

「や、やめてくださいっ! 私は本当に、悪魔と通じてなどっ──」
「始めなさい」
 クラウゼアの言葉を遮るように、司祭が少年たちに命令を下す。
 知らない男たちの精液が塗られてしまう──。
「い、いやです…っ!」
 逃れられない危機感で焦燥をして、魔女の鼓動がトクトクと高鳴ってしまう。
 恥ずかしそうに興奮を隠せない少年たちは、聖なる母乳と信じるボウルの液体を片手で掬い取ると、クラウゼアの肢体にトロりと塗り始めた。
 一人の手が、ビキニに持ち上げられた爆乳を柔らかくなぞる。丸い乳肌の全面が、見知らぬ少年の掌と牡たちの精液で、触れられた。
 ──ぬりゅ。
 粘液が垂らされた途端、乳房全体が強い性熱に包まれて、滑らかな肌がピリリっと性感灼きにされてしまう。
「んうっ──このようなっ、無駄なっ…事をっ!」
(たっ、耐えなければ…っ!)
 思わぬ艶声に少年は焦ったものの、すぐに司祭に命じられて、更なる肌愛撫を再開。
 ──ぬチゅり、トろリゅ…さワさワ…サわりスりリ、タぷるモみユりュる…。
 年頃のせいか、緊張感と同時に恥ずかしさがあったのだろう。
 最初こそ遠慮がちな触り方だったけど、一旦女性の肌に触れたら、堰を切ったように大胆に、愛撫を始めた。
「ムネっ、いやですっ──ぉなか、そんなに撫でなひぃっ!」
 小さなビキニで先端部分だけが隠された露出乳房を、上から横から撫でられ揉み上げられて、柔らかい脂肪に指を食い込まされる。
 少年の指の間から精液がこぼれ、糸を引きながら乳房に揉み込まれて、白い肌に塗り込まれて浸透させられてゆく。
 繊細な肌が性粘液をタップリと受けて、淫液の力で強い性感として、認識させられてしまう。
 精液による性感に燃える肌の熱で、粘液から牡の腐臭が立ち上る。
「くっ臭ひっ──ぉっ、おやめへ──ャメてへっ──はあっ、あああっ!」
(に、匂いが……臭いのに、身体が…っ!)
 精液の匂いを嗅がされるとそれだけで、子宮が飢餓感を湧き起こされてしまう。
「こほっ──こんなっ、にぉいひっ!」
(ダメ…ちからが、抜けて…っ!)
 淫堕魔女への入り口が開くように、女体が精液による性感で灼かれてゆく。

 
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